アイルトン・セナの甥っ子であり自身も元F1ドライバーのブルーノ・セナは、来週末に行われるF1バーレーンGP(31日決勝)でフェラーリが反撃に転じる可能性もあると考えている。
今年の2月にスペインのバルセロナで行われたF1プレシーズンテストではフェラーリがライバルたちに大きな差をつけているのは確かだと考えられていた。
ところが、先週末にメルボルンで行われた開幕戦オーストラリアGPではそうした予想は完全に外れてしまい、現チャンピオンチームのメルセデスが圧倒的な強さを発揮。一方のフェラーリはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンにセバスチャン・ベッテルがコース上でオーバーテイクを許してしまい、優勝はおろか表彰台にすら上ることができなかった。
2010年から12年にかけてHRT、ロータス・ルノー、ウィリアムズで活躍したブルーノ・セナは、アイルトン・セナの生誕59周年を記念してイタリアで行われた展示会において「フェラーリは強いけれど、メルセデスの方がもっと強そうだね」と語り、さらに次のように続けた。
「最初のレースだけで選手権が本当にどういう展開になるかは分からないよ」
「フェラーリの初戦は残念だったけれど、オーストラリアのサーキットは変わっていて独特なんだ。多分、クルマの総合的なレベルを評価するには向かないだろうね」
そう語った35歳のブルーノ・セナは次のように付け加えた。
「バーレーンでは、フェラーリはもっとうまくやることができると思うよ」