F1オーナーのリバティ・メディアが、中国で2つ目のF1グランプリ開催を視野に入れていることを認めた。
先週末に今季のF1第3戦中国GPが開催された上海において、メルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)は次のように語っていた。
「どうして香港あるいは北京でやらないんだろうね?」
ヴォルフがこうした発言をしたのは、メルセデスのような自動車メーカーにとって中国が巨大なマーケットであるためだ。
そして、リバティ・メディアもすでにその実現に向けて動いているようだ。
フランスの『AFP通信』が報じたところによれば、北京で市街地レースを行うことが検討されているという。
F1コマーシャルオペレーション担当マネジングディレクターであるショーン・ブラッチーズはこれに関して次のように語った。
「関心という点から言えば、我々は市街地レースであれば非常に興味があると言えるだろう」
「ここにある専用の素晴らしい施設(上海インターナショナル・サーキット)といい組み合わせになるだろうからね」
F1最高責任者を務めるリバティ・メディアのチェイス・キャリーが中国GPが開催された上海から直接ベトナムへ行き、2020年にベトナムGPを開催することが決まっているハノイでサーキット建設予定地を視察したことが報じられている。
だが、ブラッチーズが明らかにしたところによれば、キャリーは今週再び中国国内を飛び回ることになるという。
「それぞれの(都市の)行政関係者たちとの会議が予定されており、そこでグランプリを開催する2つ目の都市特定のための話し合いが行われることになる」
そう語ったブラッチーズは次のように付け加えた。
「そうした観点からさらに成長するチャンスがあると我々は考えているよ」