かつてベネトンとルノーでチーム代表を務めていたフラビオ・ブリアトーレが、現在のF1が抱えている大きな問題のひとつはタイヤだと主張した。
実際、F1公式タイヤサプライヤーであるピレリが供給する2019年仕様タイヤに関しては、フェラーリを始め多くのチームが使いこなすことに苦戦している。
ブリアトーレは、現在は5種類ものドライタイヤがあり、レースごとに使用されるタイヤが変わるという複雑さがこうした問題を生む原因のひとつになっているのだと考えている。
「1レースごとにピレリはタイヤを変えるが、うまくそれを理解できるチームもあれば、出来ないチームもある。全くカジノみたいなものさ」
「全員が予選にはソフトタイヤを使い、もうひとつをレースに使うということにした方がいいと思うよ。それを4年も続ければ、タイヤをどうすればうまく使えるか理解できていない者も遅かれ早かれ理解できるはずさ」
F1モナコGPが開催されたモンテカルロを訪れていたブリアトーレはイタリアの『Automoto(オートモト)』にそう語ると、次のように付け加えた。
「解説では常にタイヤについて語られているのを耳にするが、誰も気にかけてはいないよ」