かつてベネトンとルノーでチーム代表を務めていたフラビオ・ブリアトーレが、フェルナンド・アロンソが今後またインディ500に挑戦するとしても、そのときはマクラーレンではなく別のチームと組むことになるだろうと示唆した。
F1モナコGP、ル・マン24時間レース、そしてインディアナポリス500マイルレースが世界3大自動車レースと呼ばれており、これまでその3レースすべてで優勝を飾ったドライバーはグラハム・ヒルただひとりだ。
そのヒルに次ぐ3冠達成を目標に掲げているアロンソは、すでにF1モナコGP、ル・マン24時間は制しており、残るはインディ500だけだ。
アロンソが2017年にインディ500初挑戦を行ったときは、名門チームのアンドレッティ・オートスポーツからマシンの提供を受け、終盤にエンジントラブルでリタイアするまでトップグループでの快走を見せていた。
ところが、今季マクラーレンの単独チームからインディ500に2度目の挑戦を行ったアロンソだがマシンの戦闘力が低く、予選敗退という結果に終わってしまった。
マクラーレンでは2020年からインディカー・シリーズにフル参戦する計画も進めていたが、最近の情報によればマクラーレン・レーシングのCEOを務めるザック・ブラウンが、その計画を見直すことも示唆したと伝えられている。
アロンソが2005年と2006年に2年連続でF1チャンピオンとなったときにルノーF1チームを率いていたブリアトーレは、現在もアロンソのマネジメントに関与していると言われている。
そのブリアトーレは、今年のマクラーレンのインディ500挑戦に関し、アロンソの母国スペインのテレビ局『Movistar(モビスター)』に次のように酷評した。
「インディ挑戦はまったくうまく組織できていなかった。とんでもなくひどかった」
「大いなる“クソ”だったよ」
今年の結果を受け、アロンソは今後マクラーレン以外のチームと組んで3冠達成に挑戦することになりそうかと質問されたブリアトーレは次のように答えている。
「それを期待しよう」