ウィリアムズのチーム副代表を務めるクレア・ウィリアムズが、父親のフランク・ウィリアムズがすでにチーム運営にはほとんど関与していないことを認めた。
パトリック・ヘッドと共にチームを設立したフランクは、以来長きにわたってイギリスの名門プライベートF1チームを率いてきた。
現在もチーム代表という肩書きを有している77歳のフランクだが、健康上の問題もあり、すでに数年前からチーム運営は娘であるクレアに委ねている。
43歳となったクレアも、現時点では自分が事実上のチーム代表であることを認め、次のように語った。
「フランクはもはやチームを率いてはいません」
「もちろん、私は起きていること全てを彼に知らせるようにしていますし、彼も私たちの状況を理解しています。彼もウィリアムズで困難な時期を経験してきていますからね」
「人々は現在の状況を見て父が怒っていると思っているかもしれません。しかし、フランクは現実主義者ですし、F1における浮き沈みのことは本当によく理解しているんです」
1977年にF1参戦を開始したウィリアムズは、ドライバーズタイトル7回、コンストラクターズタイトル9回を獲得した名門チームだ。
しかし、1997年にジャック・ビルヌーブを擁してダブルタイトルを獲得したのを最後にF1タイトルからは遠ざかっており、今季もいまだ1ポイントしか獲得できない非常に厳しい状況に置かれてしまっている。