かつてベネトンとルノーのチーム代表を務めていたフラビオ・ブリアトーレが、昨年通算6回目のF1ドライバーズタイトル獲得を果たしたルイス・ハミルトン(メルセデス)に打ち勝つ方法はあると語った。
2014年にPU(パワーユニット)と呼ばれる現行F1エンジンが投入されて以来メルセデスが昨年まで6年連続でドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルを独占し続けている。
そしてドライバーズタイトルに関しては、2016年にニコ・ロズベルグが1度だけハミルトンを破ったものの、それ以外はすべてハミルトンが勝利を収めている。
3日(月)に行われたメディアイベントでハミルトンについて質問されたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、ハミルトンを攻略できる可能性はあると示唆し、次のように答えている。
「ルイスはものすごく優秀だよ。F1史上で見ても最高レベルだ」
「だけど、彼は神様ではないよ。神様が彼の味方をしているのかもしれないけれど、彼自身は神ではないよ」
ブリアトーレも、F1マシンの性能差が小さくなれば、ほかのドライバーにもハミルトンに勝つチャンスが出てくると考えているようだ。
「ルイスが勝っているのは、彼が最高のドライバーだからではなく、彼が素晴らしいクルマに乗っているからさ」
イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』にそう語った69歳のブリアトーレは次のように付け加えた。
「少なくとも彼を打ち負かすことは可能だ。彼は強いしミスもほとんど犯さない。だが、もし誰かが彼にうまくプレッシャーをかけることができれば、話は全く違ってくるだろうね」
一方、現在もフェルナンド・アロンソのマネジメントに関与しているブリアトーレは、2021年にF1復帰を目指すと公言しているアロンソについて質問されると次のように答えている。
「私はフェルナンドと話をしたが、彼が復帰するとしたらそれはトップチームに加わることができた場合だけだ。つまり、フェラーリ、メルセデスあるいはレッドブルにね。そうでなければ(復帰しても)意味はないよ」