来季F1復帰を果たすフラビオ・ブリアトーレの愛弟子、フェルナンド・アロンソ。しかし彼自身のF1カムバックについては、首を大きく横に振った。
「もしフェルナンド(アロンソ)がそれ(F1復帰)を必要とするなら、私だって手助けする用意はある」と、伊『ガゼッタ・デッロ・スポルト(La Gazzetta dello Sport)』に語るブリアトーレ。
「しかし個人的には、どのF1チームであれ復帰するつもりはない。2021年にアロンソがカムバック、ブリアトーレはこれに続かずさ」と言ってほほえむブリアトーレ。
今月末には39才になるアロンソ。しかしブリアトーレによるとアロンソは、2002~06年、2008~09年に続いて三度目の挑戦となるルノーで約束した成功に向け、ヤル気満々だという。
「マクラーレンやフェラーリ時代に比べてアロンソは、5キロも体重を落としている」とブリアトーレ。「3、4年前に比べるとマシンの操縦は楽になった。モチベーションも体力も申し分ないね」
「F1から距離を置いて2年、それがデトックスの役割を果たしたわけだ」
「マクラーレンでジョークのネタになったのは自業自得だが、彼も人の子だ。マクラーレンは2年の契約延長を求めたが、我々がそれを断った」
もしアロンソがルノーに復帰しなかったら?来季アストン・マーティンに生まれ変わるレーシング・ポイントが第二の選択肢だったとブリアトーレは言う。
「彼らの今季マシンは、すばらしい。フェラーリに対抗できるだろう」「(ローレンス)ストロールとの関係はしごく良好だが、何と言ってもルノーは、アロンソの古巣なのだ」
また、ルノーの新CEO(最高経営責任者)ルカ・デ・メオも今回のプロジェクトを後押ししていると言う。
「今後ルカ(デ・メオ)の存在は、大きな力添えとなる。私は彼を頼りにしている」とブリアトーレ。「必ずや彼は全員にモチベーションを与え、チームに大きく貢献するはずだ。われわれは再び、勝利するに違いない」