キミ・ライコネン(アルファロメオ)がF1を引退したらまたNASCARで走る可能性もありそうだ。
マクラーレンからフェラーリに移籍した2007年にF1チャンピオンとなったライコネンだったが、フェラーリが2010年に向けてフェルナンド・アロンソの獲得を決めたことから2009年シーズン限りでそのシートを喪失。
マクラーレンとの復帰交渉がまとまらなかったライコネンはF1を離れ、2010年にはWRC(世界ラリー選手権)に出走。そして2011年はWRCと並行してNASCARにも2レース出走している。
2012年にロータスから3年ぶりにF1復帰を果たしたライコネンは、2014年にはまたフェラーリへ戻り、2018年まで赤いF1マシンで戦っていた。
2019年以降はアルファロメオで苦しい戦いを続けている41歳のライコネンだが、オランダの『Formule 1(フォーミュレ1)』からもしF1を引退したら次は何をするつもりなのかと尋ねられると次のように答えた。
「僕にできる楽しいことはたくさんある。だけどF1を辞めるまではそれらのことは考えていないよ」
「それが何になるのかはまだ分からない。NASCARシリーズとか、何か全く違うものじゃないかな」
昨年、現役最年長F1ドライバーのライコネンが助手席にアルファロメオのチームメートである27歳のアントニオ・ジョビナッツィを乗せてドイツのニュルブルクリンク北コースを走る映像が公開されていた。
F1引退後には同じフィンランド出身ドライバーであり、友人でもあるトニ・ヴィランデルと共にニュルブルクリンク24時間レースに出るのも選択肢のひとつとして考えられるのではないかと尋ねられたライコネンは次のように答えている。
「ああ、そうだね。それも楽しいだろうな。でも、さっきも言ったけれど、やりたいことはたくさんあるよ」