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F1ドライバーを目指すラルフ・シューマッハの息子「夢はいつもそこにある」

2021年07月14日(水)11:29 am

近い将来、F1に4人目の“シューマッハ”が登場する日が来るかもしれない。

7度F1王者となった記録を持つミハエル・シューマッハがF1デビューしたのは1991年だった。そして1997年には弟のラルフ・シューマッハもF1に参戦。そして、今年はF1で3人目のシューマッハとなるミック・シューマッハがハースでF1デビューを飾っている。

そして、レッドブルリンクで行われた今季のF1第9戦オーストリアGPのサポートレースとして行われたF3選手権ラウンド3の第2レースではラルフの息子であるダビト・シューマッハが初優勝を飾り、F1への道を着実に歩み始めている。

そのレースで今季のF3選手権初ポイントを獲得した19歳のダビトは母国ドイツのテレビ局『RTL』に次のように語った。

「それによって間違いなく僕の中で何かが変わったよ」

「間違いなくプレッシャーが減った。それは助かったし、今では気持ちも楽になったよ」

「こういうトップカテゴリーでの初勝利は忘れられないよ。ふと父の方を見たら、ものすごく喜んでいたよ」

ダビトが所属しているのはF3では名門チームのひとつであるトライデントだ。このチームでは、ドライバーが優勝した場合、その優勝トロフィーをチームに手渡すという決まりがあるようだ。

しかし、ダビトは、自分はそうするつもりはないと微笑みながら次のように付け加えている。

「チームはどうしたいのか僕に言うことはできる。でも僕はトロフィーを持って帰るよ」

そのダビト本人はもちろんのこと、父親のラルフも息子をF1ドライバーにしたいと考えているのは明らかだ。

「このカテゴリーは概して非常に攻撃的だと思うけれど、アグレッシブなドライバーの中には、言い方は悪いけれど、絶対にうまくいかないのにリスクを取りすぎるばかなドライバーもたくさんいるんだ。だから簡単ではないよ」

現在参戦しているF3選手権に言及しながらそう語ったダビは、最終的な目標はF1に昇格することかと質問されると次のように答えている。

「10段階評価で言うとしたら、答えは多分100だろうね」

「夢はいつもそこにあるし、これからもそうだと思う。そのために全力を尽くすつもりだし、うまくいくことを願っているよ」

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