F1トルコGP(イスタンブール・パーク)予選を終えて、ホンダF1が次のように振り返った。
●【2021年F1第16戦トルコGP】予選のタイム差、周回数、ピット回数
■ホンダF1:予選レポート
ホンダF1予選最高順位:3番手
トルコGPの予選は、厳しいコンディションで息もつかせぬ展開となりましたが、レッドブル・レーシング・ホンダ、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの全車がQ3へ進出。マックス・フェルスタッペンがフロントローの2番手、ピエール・ガスリーが2列目4番手と好グリッドを獲得しました。
■フリー走行3回目
ウエットコンディションとなったFP3では、ガスリーのトップタイムを筆頭に、フェルスタッペン、セルジオ・ペレスが続きトップ3を独占。その2時間後にスタートした予選では、路面が完全に乾いてはいないものの、ドライタイヤで走行が可能なコンディションとなり、序盤はすぐに雨が降り出す予報となっていたことから、開始直後から多くのマシンが走行を開始しました。
■Q1
Q1では雨が少し落ちたものの、ウエット用タイヤが必要なほどではなく、ところどころに水が残る難しいコンディションながら、Hondaパワーユニット(PU)勢は全車がトップ10以内に入ってQ2へ進みます。
■Q2
Q2では、翌日のスタートタイヤを考慮して多くのマシンがミディアムタイヤを装着。Honda PU勢も角田裕毅以外はミディアムでのアタックを行いました。
ここでは、フェルスタッペンの3番手にガスリーが続いて4番手、ペレスが6番手となりました。角田も8番手で7戦ぶりのQ3進出。トップ10入りしたドライバーは、角田以外ミディアムタイヤでタイムをマークしたため、明日は周囲と異なる戦略でレースに臨むことになります。
■Q3
Hondaパワーユニット勢としては、今季第9戦オーストリアGP以来の全車Q3進出となり、フェルスタッペンはQ3で3番手タイムをマーク。
トップタイムを記録したルイス・ハミルトン(メルセデス)がPUコンポーネントの交換によって10グリッド降格ペナルティーを受けていることから、明日はフロントローの2番手からスタートします。
ガスリーは上位陣に迫る走りを見せ、フェルスタッペンとわずか0.1秒差の5番手に。明日の4番グリッドを手にしました。ペレスが7番手、角田は10番手で予選を終えていますが、こちらもスタートは1つ順位が繰り上がります。