F1が、単に2022年のロシアGP開催をキャンセルするにとどまらず、ロシアのプロモーターと結んでいた開催契約を解除したことが明らかになった。
F1は、「それは、ロシアでは将来にわたってレースが行われないことを意味する」としており、今回の決定がロシアによるウクライナ侵攻に対する制裁の一部として行われたことを示唆している。
こうしたことを受け、F1ロシアGPの開催地であったソチが属するクラスノダール州のアレクサンドル・ブラソフ副知事は、ロシアに課せられた「理不尽な」制裁は、純粋に「西側の政治家を喜ばせる」ためのものに過ぎないと批判している。
「スポーツは常に政治から切り離されてきた。なぜなら、スポーツイベントは人々、国、大陸を結びつけるものだからだ」
「しかし今、西側の政治家を喜ばせるために、我々のスポーツ連盟の排除、ロシア選手の国際大会からの排除、そして我々のF1契約の解除という形で、ロシアに不合理な制裁が課せられている」
『Tass(タス通信)』にそう語ったブラソフ副知事は、次のように付け加えた。
「私は、政府、そしてロシアの自動車レース、オートバイレース愛好家の支援により、ソチ・オートドロームでほかの多くの興味深い競技が開催されると確信している」