NHKは、2022年の第106回インディアナポリス500マイルレースの翌日、5月30日(月)午後6時15分から午後10時まで3時間45分もの長時間に渡って、BS1にて『完全放送 インディ500 佐藤琢磨が挑む!3度目の栄冠』を“まるごと”放送する。
■佐藤琢磨、3度目の栄冠を目指す
時速380km/hで競うアメリカのインディ500は、F1モナコGP、ル・マン24時間、と並び“世界三大カーレース”のひとつとして、世界中のレーシングドライバーの憧れる大舞台だ。
日本を代表するレーシングドライバー佐藤琢磨は、2017年に悲願の初優勝を達成し、日本人として初めて栄冠に輝いた。そして2020年には2勝目という快挙を成し遂げた。
そんな佐藤琢磨は2022年、新チーム『Dale Coyne Racing with RWR(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシング/ホンダ)』に移籍して、3度目の優勝に挑む。
■佐藤琢磨、レースに向けてマシンを仕上げる
佐藤琢磨は、今年の公式プラクティスでは3日間連続でトップタイムと絶好調で「どんなコンディションでも好タイムを出せていることは自信につながる」とレースに向けて順調に仕上げている。
2日間に渡って行われる予選では大きな期待を抱いて臨んだが、「予選1日目のコンディションに関する計算を誤った」結果、予選10番手となり、「難しい」予選だったと認めている。
しかし、予選は1周のスピードを競うもので、複数台が同時に走るレースとはセッティングが異なる。佐藤琢磨は予選前までのプラクティスで「トラフィックの中で非常に強力なものにすることができた」と、最も重要なレースに向けて計画的に仕上げていることを明かしている。
■予選後のプラクティスで順調な仕上がり
予選翌日の月曜日に行われたプラクティスでは、トップ5の内4台がChip Ganassi Racing(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)と圧倒的な優位性を見せていたが、佐藤琢磨はそこに割って入り4番手につけた。
インディ500の予選は、ターボのブースト圧が約90馬力もハイパワーになったエンジンで争われるため、予選後の月曜日にも決勝用のターボブーストで走るプラクティスが予定されている。決勝レース2日前の金曜日には、“ファイナルプラクティス”が行われる。
■番組内容
【番組名】『完全放送 インディ500 佐藤琢磨が挑む!3度目の栄冠へ』
【チャンネル】BS1
【放送時間】2022年5月30日(月)午後6時15分〜午後10時00分(225分=3時間45分)
【出演】佐藤琢磨
【アナウンサー】ピエール北川
【解説】中野信治
【リポーター】植田彩也和
■生中継は日曜日深夜
なお、第106回インディアナポリス500マイルレースは、日本時間5月30日(月)午前1時にスタートするが、生中継は『GAORA SPORTS』で観ることができる。「スカパー!」「ひかりTV」「auひかり」「Hulu ライブTV」で視聴可能だ。