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F1コロンビアGP、バランキージャで2024年から10年契約?王者を争ったコロンビア人最強F1ドライバーが去ってから16年

2022年09月24日(土)6:03 am

拡大し続けるF1のレースカレンダーだが、2024年か2025年にはそこにコロンビアが加わる可能性が出てきたと報じられている。

2023年の暫定F1スケジュールが公式発表された際、FIA(国際自動車連盟)のモハメド・ベン・スレイエム会長は 「伝統的なイベントを保持」しつつも「新しい開催地」が契約したことを誇りに思うと述べていた。

そして、F1の次の新しい開催地のひとつは、コロンビアのバランキージャ市になるかもしれない。

■近い将来、南アメリカ大陸で2つ目のF1グランプリ開催が実現?

コロンビアのアトランティコ県に位置するバランキージャ市がF1誘致に向けた交渉を行っているとの情報はすでに伝えられていたが、このほど同市のハイメ・プマレホ市長がコロンビアのラジオ局『Blu(ブルー)』に次のように語った。

「F1の代表者はすでにこの街を訪れており、気に入っているようだ」

「残りの問題が解決されれば、2024年もしくは2025年シーズンについて話すことができると期待しているよ」

「契約は10年間になるだろう」

仮に、コロンビアでのF1開催が決定すれば、現在サンパウロで行われているブラジルGPとともに南アメリカ大陸で2つめのF1グランプリが行われることになる。

■過去のコロンビア人F1ドライバーは?

コロンビア人でこれまでF1に参戦したドライバーは2人いる。ロベルト・ゲレーロとファン・パブロ・モントーヤだ。

ロベルト・ゲレーロは、1982年にコロンビア人初のF1ドライバーとなり、F1下位チームで2シーズン過ごした後、1983年11月のF3マカオGPに出場し、アイルトン・セナに次ぐ2位表彰台を獲得した。この時の3位はゲルハルト・ベルガーだ。

■モントーヤは初年度にポール・トゥ・ウィン。3年目にはシューマッハとチャンピオン争い

コロンビア人初2人目のF1ドライバーとなったファン・パブロ・モントーヤは、2001年から2006年シーズン途中までF1に参戦し、F1の伝説となったミハエル・シューマッハとチャンピオンを争うほどだった。

モントーヤは、1997年に国際F3000選手権(現F2)でルーキーながらランキング2位、2年目の98年にはチャンピオン獲得。99年はアメリカに渡り、ホンダエンジンでCART(現インディカー)参戦3戦目で優勝、ルーキーイヤーにして史上最年少チャンピオンを獲得。2000年にはトヨタのCART初勝利と、インディ500優勝を達成。

2001年にウィリアムズから念願のF1デビューを飾ると、1年目にしてポール・トゥ・ウィンを達成。この年はミハエル・シューマッハとフェラーリの黄金期2年目だ。2002年にはシューマッハと同じ7回のポールポジションを獲得。2003年はシューマッハやキミ・ライコネンと終盤までチャンピオンを争いランキング3位。2005年にマクラーレンへ移籍したが、ライコネンと同士討ちとなった2006年アメリカGP後、契約を解除してF1から去った。

F1通算96GPに出場し、優勝回数7回、ポールポジション12回、ファステストラップ12回、表彰台29回の結果を残し、コロンビア人最高の結果を残している。

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