フェラーリの新チーム代表に就任したフランス人のフレデリック・バスールが、同じフランス出身のジャン・トッドがチーム代表を務めていたころとの比較はできないと主張した。
フェラーリは、今季からイタリア系スイス人のマッティア・ビノットに替えて、バスールを新たなチーム代表に迎えた。
イタリアの名門F1チームであるフェラーリをフランス人が代表として率いることになるのは、かつてミハエル・シューマッハを擁してフェラーリに黄金時代をもたらしたジャン・トッド以来のこととなる。
54歳のバスールは、イタリアのマラネロにあるフェラーリ本部で行われた記者会見において、実際に2023年F1シーズンが始まれば、1993年から2007年シーズンまでフェラーリを率いていたトッドと自分が比較されることになるのは間違いないだろうと次のように語った。
「すでにそういうコメントをいくつか聞いたけれど、あの当時に起きたことを比較することはできないよ」
「F1は常に変化している。例えば、レギュレーションあるいはコスト上限などね」
「ジャンとは『WhatsApp』(メッセージアプリ)で意見を交換したし、我々は近いうちに会うことになっている。どんなアドバイスでも歓迎だよ」
バスールはそう語ると、次のように付け加えた。
「しかし、1994年、あるいは1995年と今を比較することはできないよ」