日本のタイヤメーカー『ブリヂストン』が、F1への復帰を考えているようだ。
最近、F1を統括するFIA(国際自動車連盟)が、2025年、2026年、2027年、そしておそらく2028年の唯一のタイヤサプライヤーを決定するため、新たな入札プロセスを開始したことが明らかになった。落札者はF2とF3にもタイヤを供給することになる。
「ピレリのF1ボスであるマリオ・イソラはメルボルンで、「F1には多くの資源と資金を投入しているので、決して簡単な決断ではない」と語っている。
「しかし、これまでの結果には満足している。13年というのは長い期間だし、さらに3、4年続けるというのは、より大きなコミットメントでもある」。
そのためピレリは、持続可能性に関する新しい規定を含む「これまでとは異なる」新しい入札文書を「分析」しているという。
「一般的な感触では、私たちは応募したいし続けたいと思っている」
「これはプロセスであり、私たちはプロセスの終わりを待つことになる」
■もう1社はブリヂストンか
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によれば、そのプロセスの一環として、F1の唯一のサプライヤーとなることを希望する別の企業、ブリヂストンと競合する可能性があるという。
ブリヂストンは2010年までF1に参戦し、その後ピレリが引き継いでいる。
「ブリヂストンは、モーターレースの頂点に戻ることに非常に興味を持っていると言われている」とドイツのアンドレアス・ハウプト記者は明かした。
「F1を取り巻く熱気を、日本のメーカーが見逃すことはなかった。リバティ・メディアは手をこまねいている。2社の応募があれば、自動的に権利者はより良い交渉の立場になるからだ」。
入札希望者は、5月中旬までに申請書を提出する必要がある。