2023年F1第9戦カナダGP(サーキット・ジル・ビルヌーブ)初日、アルピーヌはピエール・ガスリーとエステバン・オコンがそれぞれ赤旗を出し、信頼性の問題に悩まされた一日となった。
●【2023F1第9戦カナダGP】フリー走行2回目のタイム差、周回数
■ガスリーはスペアステアリングの不具合
ガスリーはギアボックス関連トラブルと思われていたが、調査の結果、スペアステアリングの不具合だったことが判明した。
ガスリーは「最初からとても奇妙な一日だった」と振り返った。
「3つのコーナーで止まってしまったので、パドックへ戻るのに公園を散歩するようなもので、とても不思議な感じだったよ!FP1が終わる前にマシンが戻ってきたから、なんとか走れるだろうと思っていたけど、コースに出ることができなかった」
しかし、午後の走行は好感触を得たようだ。
「だけど、結局のところ、僕の方では実りある一日にすることができた。フリー走行2回目はもっと良くなっていて、最後に雨が降るまで、1時間半のセッションをほぼフルに使ってプログラムを進めることができたんだ」
「ターン4でリアがスライドして面白いことになったけど、なんとか壁に当たることなくいけたよ。良い状態だし、明日のプラクティスは予選に向けてより良いものになることを期待している」
■オコンは水圧問題
一方、オコンは水圧の問題が発生し、わずか17周で終えてしまった。
「難しい日になったね」
「僕たちは足に弾丸を受けた状態で(土曜日を)スタートする。だって、今日は他のドライバーが履いたようなインタータイヤや予備タイヤがないからね。おそらくFP3では他と比べて、僕は非常に限られた走行しかできないだろう」
しかし、アルピーヌは調子を上げており、モナコGPではオコンが3位となったことから、予選で雨が降ることを期待しているようだ。
「予選だけ天気が悪いといいんだけどね!」