先週末に開催された2023年F1第12戦ハンガリーGPではレッドブルのマックス・フェルスタッペンが今季9勝目を達成したが、表彰式の最中に贈呈されたユニークな磁器製トロフィーのメーカーが破損するというハプニングが起きていた。
■ノリスは責任回避?
このレースで2位となったランド・ノリス(マクラーレン)が、シャンパンを勢いよく吹き出させようとボトルを勢いよく表彰台にぶつけた際、その振動によって45,000ユーロ(約700万円)相当とされるハンドメイドの花瓶風トロフィーが床に落ちて割れてしまったのだ。
ノリスはその後、次のようなジョークを飛ばしていた。
「マックスがそれ(トロフィー)を端に置きすぎたんだ。僕が悪いんじゃないよ、彼が悪いんだ!」
■メーカーが交換を約束
この“事件”を受け、このトロフィーを製造した『Herendi Porcelanmanufaktura(ヘレンディ・ポルツェランマヌファクトゥラ)』のアッティラ・シモンCEOは、ハンガリーのテレビ局『M4 Sport』に次のように語った。
「誰が悪いかに関してはチームたちが解決すべきことだ。だが、私たちはそれを作り直すという喜びと重責を担うよ」
シモンCEOによれば、ヘレンディ社の作品はすべて永久保証であり、フェルスタッペンのための新しいトロフィー制作はすでに始まっているという。
ヘレンディ社の広報担当者は、次のように付け加えている。
「私たちは、我が国のイメージの一環として、トロフィーを交換するつもりだ」。
トロフィーは壊れてしまったが、これだけ注目を集めたことでヘレンディ社の宣伝効果は期待以上となったことだろう。
ハース代表「F1チームはもう新人を起用しない」今のF1で重要なのは金より経験「“41歳の若者アロンソ”を見ろ。デ・フリースは遅くない。ピアストリは例外だ。インディカー王者のアレックス・パロウもリスキーだ」 |