アメリカ大陸3連戦の2戦目、F1第20戦メキシコシティGP(アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス、メキシコ・シティ)決勝レースを終えて、レッドブルF1のクリスチャン・ホーナー代表が次のように振り返った。
●【2023F1第20戦メキシコGP】ペレスがリタイア・・・決勝レース・全セッションの結果
フェルスタッペンは1シーズン16勝の新記録を樹立し、伝説のドライバーであるアラン・プロストの51勝に並んだ。
一方、5番グリッドからスタートしたペレスは“ものすごい”スタートを決めて、前のマシンのスリップストリームを使いながらターン1の手前では3ワイドに。アウト側からターンインしようとしたところ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)と当たってマシンが宙に浮いてしまい、ガレージに戻ったもののリタイアしてしまった。
■クリスチャン・ホーナー代表(レッドブル)
スターティンググリッド:3番手、5番手
決勝レース:優勝、リタイア
「対照的な運命のレースだった。今日もマックス(フェルスタッペン)は今日も素晴らしいレースをしたし、まったくもって圧倒的だった」
「しかしチェコ(ペレス)にとっては完全に骨の折れるホームレースだった。彼はロケットのようにスタートを決めて、勢いに乗って最初のコーナーに進入した。ホームレースで先頭に立つために全力を尽くした彼を責めることはできない。しかし最終的には3人が1つになることはなく、彼の戦線離脱は大きな痛手となった」
「(レッドブル創業者)ディートリッヒ・マテシッツはいつも『リスクがなければ楽しみはない(no risk, no fun)』と言っていたが、私たちは最初から全力を尽くした」
「2台とも信じられないほどうまくスタートしたよ。今年のスタートは決して好調ではなく、ばらつきがあった。今日はコントロールチームが素晴らしい仕事をしてくれたんだ。最初の走行でチェコとマックスは素晴らしいスタートを切ったし、その後のリスタートでもマックスが明らかに素晴らしい走りを見せてくれた」。