【F1シンガポールGP】一部のマシンだけ追加パワー、FIAが操作ミス認める SQ1敗退のサインツが痛烈批判

2026年10月11日(日)17:30 pm

記事要約


・FIA、スプリント予選でオーバーテイクモードの操作ミスを認める

・一部のマシンが電気出力で有利になり、SQ1敗退のサインツが対応を批判

・計時システムにも障害が発生、パドックでは電子たばこを巡る騒動も


F1シンガポールGPのスプリント予選で、FIAの人為的ミスにより、一部のマシンだけが追加の電気出力を使用できる事態が発生した。

マレーシアで開催された前戦バーレーンGPでのソフトウェアを巡る混乱からわずか数日後、再び運営上の問題が露呈した。SQ1で敗退したウィリアムズのカルロス・サインツは、FIAの対応を痛烈に批判している。

■FIAが操作ミスを認める 一部のマシンだけが追加の電気出力を使用

問題が発生したのは、スプリント予選の最初のセッション、SQ1だった。

キャデラックのセルジオ・ペレスのクラッシュにより赤旗が提示され、セッションが中断した。再開時に、レースコントロールがオーバーテイクモードを再び有効にする操作を怠った。

FIAによると、その後、同モードはわずか27秒間だけ有効になり、再び無効化されたという。

このため、一部のドライバーは追加の電気出力を使用できた一方、ほかのドライバーは使用できず、走行のタイミングやコース上の位置によって、マシンのパフォーマンスに影響が出た。

FIAの広報担当者は、次のように説明した。

「スプリント予選の最初のセッションで、レースコントロールによる人為的ミスが発生しました。これは、SQ1で発生した計時システムの問題とは無関係です」

「FIAは、今回の残念な人為的ミスにより、走行のタイミングやコース上の位置によって、一部のマシンのパフォーマンスに影響が出たことを認めています」

■SQ1敗退のサインツが激怒「FIAは安易な対応を選んだ」

SQ1で敗退したサインツは、マレーシアでの前戦に続き、今回もFIAが安易な対応を選んだと批判。マシン間に生じた不公平を問題視しなかったことに、強い怒りを示した。

「FIAはマレーシアのときと同じように、安易な対応を選びました。半数のマシンがほかより多くのパワーを使えていたのに、それを気にも留めていません」

「なぜこのスポーツでは、最初の周回で誰がコース上にいるかによって、対応が変わるのか分かりません」

■計時システムにも障害 ボッタス「自分の順位すら分からない」

スプリント予選では、FOM(フォーミュラワン・マネジメント)の計時システムにも障害が発生し、一部のラップタイムが当初表示されなかった。

順位の確認と修正のため、SQ2の開始も遅れるなど、セッションの進行に混乱が生じた。

キャデラックのバルテリ・ボッタスも、自身の順位を把握できていないと語った。

「結果がどうなったのか、まったく分かりません。計時システムに何か問題があったので、自分が何番手で終わったのかさえ分からないんです」

オーバーテイクモードの操作ミスを巡り、サインツがFIAの対応を強く批判する一方、ウィリアムズとレーシングブルズは、正式な抗議を申し立てない見通しだ。

これに対し、アストンマーティンは、ランス・ストロールが今回の操作ミスの影響を受けたことから、対応を検討していたという。

■パドックでは電子たばこを巡る騒動も

シンガポールGPの週末は、コース外でも騒動が起きている。

ドイツ紙『Bild(ビルト)』によると、パドックでのセキュリティチェックで、禁止されている電子たばこ機器が見つかり、複数のF1関係者が拘束されたという。


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