・オコンと小松代表がハース離脱・確執の噂を完全否定「完全なデタラメ」
・無責任な報道にオコン激怒「一種のイジメ 次に見つけたらぶん殴る」
・小松代表もメディアを猛批判「あんなナンセンスを載せるメディアは信頼性ゼロ」
エステバン・オコンは、自身がハースから放出されるのではないか、という噂を怒りとともに否定し、そのレポートを書いたジャーナリストに対して怒りをあらわにした。
マイアミGPからカナダGPのインターバルの間、ハースF1のチーム代表である小松礼雄が、オコンのパフォーマンスやチーム内での振る舞いに不満を抱いているという主張が繰り返され、現在29歳のオコンの将来に関する憶測が加速していた。
元F1ドライバーのラルフ・シューマッハも、ハースがシーズン終了を待たずにオコンを交代させる可能性すらあると示唆していた。
しかし、木曜日にカナダGPの舞台であるモントリオールで取材に応じたオコンは、この噂について問われると怒りを爆発させた。
「正直に言って、完全なデタラメです。信じられません」とオコンは語った。
オコンは、小松代表の名前を「リョウ・コマツ」と誤って記載していた、あるレポートを嘲笑した。
「ちょうどアヤオ(小松代表)とその話をしていたところです。僕が読んだ記事では、彼のことを『リョウ・コマツ』と呼んでいて、かなり笑えましたよ」
「さらに、僕とアヤオがマイアミで大喧嘩したとまで書かれていました。これは本当に完全にでっち上げられたもので、まったくのデタラメです」
オコンは、小松代表との関係が極めて強固なままであると強調した。
「僕がこのチームに来たのは、アヤオと長い付き合いだからです。僕たちは素晴らしい関係を築いています。昔からずっとそうです。周囲が言っているようなことは、全く事実ではありません。僕はチーム内での自分の仕事に完全に集中していますし、チームとの契約もあります」
しかし、オコンは今回の噂の規模の大きさが、個人として精神的にこたえていることも認めた。
「あまり気にしないようにしていますが、ここまで話が大きくなると、これはもう一種の『イジメ(嫌がらせ)』のようなものです。僕だって一人の人間に過ぎません。当然傷つきますし、影響も受けます。僕の家族やスポンサーにまで影響を及ぼしているんです」
「わずか2、3日の間に、ドライバーの社会的信用をここまで失墜させることができるなんて、本当にがっかりです。彼らは勝手に話をでっち上げて、その責任を負うこともないのですから」とオコンは胸の内を明かした。
また、オコンはマイアミGPで小松代表と対立したとされる報道についても言及した。
「僕たちは厳しい週末を過ごしたので、レース後にどうすれば改善できるかについて、たくさん話し合ったことは確かです。ですが、それはごく普通の会話です。誰がこんな話をでっち上げているのか分かりません」
この噂は、ブラジルのメディア記事か、SNSの投稿から始まったのではないかと見られている。
怒りを募らせたオコンは、次のように付け加えた。「その男(記事を書いた記者)とは顔を合わせない方がいい。もし目の前に現れたら、ぶん殴ってやります」
その後、ハースを率いる小松代表も、この騒動をめぐってメディアに対して異例とも言える激しい非難を展開した。
「あんなクソみたいな記事を書きたいなら勝手に書けばいいが、一体ジャーナリズムとは何なんですか? 私には理解できないし、呆れています。エステバン(オコン)も心配し始めていますし、彼のマネージャーも不安がっています。ですが、今朝も私たちは笑いながらそのことについて話していたんです」
「私は子供の頃、調査報道ジャーナリストになりたいと思っていた時期がありました。ですから、あのような記事を読むと、『これを書いて恥ずかしくないのか?』と思ってしまいます」
「あんなナンセンスな記事を掲載するメディアは、私に言わせれば信頼性ゼロですね」と小松代表は怒りをぶちまけた。
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