暑さの中で行われた28日(日)のF1ハンガリーGP決勝において、ポイントリーダーのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)にさらにその差を広げられてしまったフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は、その口調がさらに険しくなっている。
アロンソはレース後にスペイン人記者たちに向けて次のように語った。
「僕たちは差を縮めようとしている。でも、レッドブルの優位性は圧倒的だよ」
「それに、レッドブルだけじゃなくて、メルセデスAMGやロータスもいる」
「もし、チームが夏の間にいくつかいいパーツを新たに造ることができて、4レースか5レース連続で勝つことができれば、まだタイトルを狙うこともできるだろうけどね」
イタリアのテレビ局『Sky』 に対するアロンソのコメントは、いっそう辛辣さを増していた。
「僕たちのクルマが遅いのはこれで4年目だよ。リーダーに対してコンマ5秒から1秒も遅いんだからね。それでも最後までタイトルを目指して戦ったんだ」
「今年、それが変わるとは思えない。僕たちは最後まで戦うことになる」