アロンソ、「皮肉のガッツポーズ」を否定

2014年04月17日(木)22:10 pm

14日(月)に、チーム代表であったステファノ・ドメニカリが突然辞任するという動きがあったばかりのフェラーリだが、今度は2週間前に行われたバーレーンGPで、やっと9位でフィニッシュラインを横切ったアロンソが、まる優勝を飾ったかのごとく宙にこぶしを突き上げるしぐさをしていたことが明らかとなった。

フェラーリで5シーズン目を迎えるアロンソだが、現在の状況に対する不満がどんどん大きくなってきているのは確かだ。そして、フェラーリを離脱することになる次の大物はアロンソだろうとのうわさもささやかれ続けている。

17日(木)に、バーレーンで行ったガッツポーズのようなしぐさについて質問を受けたアロンソは、あれは競争力に欠けるフェラーリに対して皮肉として行ったものではないと否定し、次のように主張した。

「僕は、メカニックたちにお礼をしていただけさ」

「彼らは、エンジンユニットのトラブルに対して懸命な作業を続けてくれていたからね。彼らは素晴らしい仕事をしてくれたよ。そして彼らがピットウォールの上で『やあ』と声をかけてくれていたから、僕も『やあ』とお返しをしただけだよ」

一方、ドメニカリの後任であるマルコ・マティアッチは18日(日)に初めてF1関係のジャーナリストたちと顔合わせをすることになっている。これについてはフェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモーロも、マティアッチが上海に姿を見せることを確約していた。

だが、アロンソは、自分が中国GP(20日決勝)の前にマティアッチと会うことになるかどうかは分からないと記者たちに答えている。

マティアッチが近々チームに合流することになるものの、アロンソは、ドメニカリは「親しい友人」だったと語るとともに、彼がチームを離れたことですぐに何かが変わることはないだろうと次のように語った。

「僕たちはステファノが決めたことを受け入れるしかない。彼は、すべてをその両肩に抱え込んだような気持ちになっていたし、続けていけるような雰囲気ではなかった」

そう語ったアロンソは、次のように締めくくった。

「今度のレースで、すぐに改善できるものじゃないよ。ステファノが自分でフロントウイングやリアウイングを造っていたわけじゃないからね。だから、どうやって改善できるか様子を見るしかないよ」

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