ルノー、2026年エンジンプロジェクト放棄！？デ・メオCEOが認める過去の失敗と未来の挑戦：アルピーヌF1の危機かチャンスか？
現在、エンストンに拠点を置くアルピーヌF1が、2026年に向けてヴィリー・シャティヨンで進めているエンジンプロジェクトを放棄することを検討しているという噂が飛び交っている。
ルノーのルカ・デ・メオCEOは、2026年に始まる新レギュレーション時代に向けて、アルピーヌチームが「正しい方向性」を見いだすことが重要だと述べている。
デ・メオは、ルノーが前回の大型エンジンプロジェクトを台無しにしたことを率直に認めている。
「ハイブリッド時代が始まった時、我々のエンジンは性能を発揮できなかった。レッドブルと世界チャンピオンになったが、ハイブリッドではうまくいかなかった」とデ・メオは『Autocar』誌に語った。
「2021年に開発したエンジンでも、毎周0.2から0.5秒の差があった。そして今年は車で失敗した。すべてを合わせると、必要な位置から1.5秒も遅れている」
最新の推測によると、ルノーは2026年のエンジンプロジェクトを完全に廃止し、他のF1パワーユニットメーカーのカスタマーになる可能性がある。初期の有力候補としては、元パートナーであるレッドブルの新しいエンジンプロジェクト「レッドブル・パワートレインズ・フォード」が挙げられている。また、アストンマーティンが2026年からホンダ・パワーへ移行することにより、メルセデスも新しい顧客を受け入れる余地があるかもしれない。
「今年と2025年は現在の体制で試し、次のサイクルに向けて物事を正しく進めることに全力を尽くす。それが挑戦だ。しかし、競争力のあるチームになるために必要なことはすべて行うつもりだ」
一方、フランスの『Auto Hebdo』とスイスの『Blick』紙は、来年アルピーヌを去るエステバン・オコンの代わりとして、バルテリ・ボッタスが有力候補になる可能性があると考えている。
