元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、カルロス・サインツ(現フェラーリ)の移籍先が「今週」発表されると予想している。
今週末の母国スペインGPを前に、フェラーリからの移籍を余儀なくされたサインツは、地元放送局『Antena 3』に対し、2025年にルイス・ハミルトン(現メルセデス)に交代させられるというニュースを当初は受け入れ難かったと語った。
「当然、良い気分ではなかった」
「誰だって置き去りにされるのは嫌だろう?フェラーリではとても良い時間を過ごした。良いスタートを切ったのに、7度の世界チャンピオンが来たいと言って、彼のために席を空けなければならなかった。でも、これを将来へのチャンスと捉えている。なぜなら、まだ世界チャンピオンになりたいからね」
■ウィリアムズが最良の選択だったと予測するシューマッハ
パドックで話題になっているのは、サインツが前回のカナダGPでウィリアムズとの契約に実際にサインをしたという噂だ。
「この噂が本当なら、サインツはウィリアムズと契約し、今週発表されるだろう」と、元F1ドライバーのシューマッハは『Sky Deutschland』に語った。
「ウィリアムズでサインツが走るのは最初は奇妙に聞こえるかもしれないが、チームは大きな目標と野心的な投資家がいる。そして、率直に言って、彼にとってそれが最良の選択だったのだ」
■悩むサインツ、心境を吐露する
スペインのテレビ局『Antena 3』の番組『El Hormiguero』に出演したサインツは、2025年以降の決断を「早急に」明らかにすると語った。
また、サインツはアウディ傘下のザウバーとも強く結び付けられている。
「選択肢をすべて検討し、決断する準備ができている。早急に決断を下したいと思っている。なぜなら、フェラーリで残りのシーズンに集中したいからね」
「現在ドライバー契約を結んでいない全チームからオファーを受けていて、明日にも契約できる」
「でも、早急に決断するとしても、ちょっと落ち着いて考えようと思っているんだ」とサインツは語った。