レッドブル、シミュレーター問題解決なるか？フェルスタッペンがF1スペインGP前にイモラで秘密テスト
マックス・フェルスタッペン（レッドブル）は、今週末のF1スペインGPに備えてイモラに立ち寄っていた。
レッドブルにライバルたちが迫っている中、チームは2022年の車でプライベートテストを行い、3冠チャンピオンで2024年のチャンピオンシップリーダーであるフェルスタッペンを乗せたと、イタリアの『Autosprint』が報じた。
「セッションの終わりに、オランダ人のチャンピオンはヘリコプターで飛び立ち、バルセロナ行きの飛行機に乗り込んだ」と報じている。
レッドブルのF1コンサルタントであるヘルムート・マルコ博士は、チームがシミュレーターと実車との相関に問題を抱えていると認めており、このセッションがタイムリーなものであった可能性がある。
姉妹チームのRBはバルセロナに向けて大規模な車両アップグレードを行っており、『Auto Motor und Sport』はメルセデスが今週末に新しいフロアを導入すると見ていて、フェラーリも予定されていたアップグレードを前倒ししてスペインGPに投入、マクラーレンのボスであるアンドレア・ステラは、スペイン〜オーストリア〜イギリスの3連戦に向けて「いくつかの新しいもの」を準備していると語った。
レッドブルはサイドポッドやエンジンカバー、フロアボディやビームウィングなどをアップグレードする。元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、このタイプのサーキットではレッドブルが有利だろうと考えている。「バルセロナでは最良の車が勝つだろう。フェラーリはタイヤの摩耗に問題を抱えるので、フェルスタッペンが大きなアドバンテージを持つと思う」と彼は『Sky Deutschland』に語った。
シューマッハは、「オールラウンド」なマクラーレンのマシンは成功するチャンスがあるとし、メルセデスがスペインで非常に競争力のあるレースをすることは「考えにくい」と付け加えた。
マルコは『Österreich』紙に「我々は最高のドライバーと最高のパッケージを持っている。最高のシャシーを持っているかどうかはまだわからない。昨年、メルセデスはバルセロナで強かったが、それは一時的なものだった。もし我々が先行するなら、オーストリアでも強く、さらに1週間後のシルバーストーンでも強いだろう。これらの3レースは真の勢力バランスを明らかにするだろう。だからこそ、我々のスタッフは最近、限界まで働いているんだ」と語った。
