3冠王者で2024年もチャンピオンシップをリードするマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、マクラーレンはすでにレッドブルよりも「優れている」とバルセロナで語った。
●【2024F1第10戦スペインGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数/タイムスケジュール・全セッションの結果
フェルスタッペンとレッドブルがこれまで支配的だったが、予選ではランド・ノリス(マクラーレン)がわずかに上回ってポールポジションを獲得した。
週末に向け、レッドブルのF1アドバイザーであるヘルムート・マルコ博士はスペインGPの結果が残りの世界選手権の「基準」になるだろうとコメントした。
「このトラックはほとんどすべてのタイプのコーナーがあるから、ここでクルマが速ければ世界選手権でも良い結果になる」とオーストリア人のマルコは語った。
ドライバーズランキングを56ポイント差でリードする26歳のフェルスタッペンは、土曜日の予選2位はレッドブルにとって「目覚まし」になるかもしれないと語った。
「僕たちは何が起きているのか、もうかなり目が覚めていると思う」
「そうだね、僕たちはもっとプッシュしないと。もっと速く、もっといいパーツを投入する必要がある」
「昨年は僕らのクルマが圧倒的な強さを誇っていたけど、それが完全になくなってしまったからね。また一歩前進できるように頑張らないとね」。
レッドブルはスペインでは小さなアップデートしか行っていないが、ライバルたちは大規模なアップデートを行っている。
「周りには僕たちよりも多くのアップデートがあるようだね」とフェルスタッペンは述べた。
良いニュースは、より大きなアップデートがそう遠くないということだ。
「何が来るかは分かっているよ」
「時々、アップデートが他の時よりもいい結果になることもあるから、それはあえて言及しないよ」とフェルスタッペンは付け加えた。
マルコ博士は、ノリスとの差がわずか0.02秒であることに「ほっとした」と述べた。
「フリー走行3回目の後、フロントロウからスタートできるかどうかわからなかった」と81歳のマルコは『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』にコメントした。
「マクラーレンがここ数回のレース週末で信じられないほどの進歩を遂げ、どのサーキット、どのタイヤタイプにも対応できる良いクルマを持っているのは明らかだ。金曜日のロングランを見る限り、マクラーレンが最有力なのは明らかだよ」
マクラーレンはレッドブルよりも「良い」のだろうか?
「良いよ。イエスだ」とフェルスタッペン。「そうでなければ、僕たちの前にいるはずがないからね」。