ハースは、F1チームの元スポンサーとの重要な法的闘争に敗れたとの主張に反論した。
先週金曜日、2022年に解雇されたロシア人ニキータ・マゼピンのスポンサーであるロシアの肥料大手『ウラルカリ』は、タイトルスポンサー契約の解除に関してスイスの仲裁裁判で勝訴したと発表した。
これにより、ハースは契約を一方的に終了したことで約1300万ドル(約20億円)のスポンサー料をウラルカリに返還しなければならないと報じられた。
「仲裁裁判所の決定に基づき、ハースが速やかに義務を履行することを期待している」とウラルカリは述べた。
しかし、ハースはスイスの訴訟手続きに関して異なる見解を示している。
「仲裁委員会は、ハースがウラルカリとのスポンサー契約を終了する『正当な理由』があったと認め、契約違反の主張を否定した」とハースは述べ、ウラルカリの声明と真っ向から対立している。
ハースは、ウラルカリとの契約を終了する正当性が「ウラルカリのロシアとの関係」にあったと仲裁委員会が認めたと主張している。
「委員会は、ウクライナ侵攻直後に複数の他のスポーツ組織がロシア企業との関係を断ち切ったことを強調し、ハースがロシアの名前を持つスポンサーと契約を続ける最後の非ロシアのスポーツチームになるリスクがあった」とチームの広報担当者は付け加えた。
そのため、ハースはウラルカリに一部の金額を返還しなければならないが、「契約終了前のスポンサー料の一部を保持」し、残額を「ウラルカリに返金する」ことができると述べた。