ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、スペインGPの前夜、4番グリッドからターン1までにトップに躍り出るという電光石火のスタートを「夢見ていた」と語った。
●【2024F1第10戦スペインGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数/タイムスケジュール・全セッションの結果
ラッセルはチームメイトのルイス・ハミルトンとグリッド2列目に並んだが、ターン1までの直線でポールポジションのランド・ノリス(マクラーレン)と2番グリッドのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を見事なオーバーテイクでトップに躍り出た。
ラッセルのリードは数周しか続かず、すぐにフェルスタッペンが前に出ることになり、最終的には4位でフィニッシュしたものの、スタート直後について目を輝かせながらこう語った。
「昨夜、ターン1に進入したような動きをすることを夢見ていたんだ。まさか実現するなんて思っていなかったからすごく楽しかったよ!
2011年にフェルナンド(アロンソ)が同じようなスタートを切ったのを覚えている。
向かい風だったから、すごく遅めのブレーキングができると分かっていた。とても達成感のある動きだったし、再びレースをリードできて良い気分だったよ。
残念ながら、今日はマックス(フェルスタッペン)もランドも速すぎたけどね。でも2レースで2回の表彰台は、オーストリアに向けてとても励みになるよ」
メルセデスは確実に進歩していると感じているかと問われると、ラッセルはこう答えた。
「ああ、間違いなくね。ここ数レースでグリッドの最前列と表彰台を目指して戦っているんだ。進歩に本当にワクワクするし、前進できると感じているよ」