【F1オーストリアGP予選総括】驚速PPのフェルスタッペン以外は超接近戦！3番手ラッセルと0.063秒差のハミルトンは審議！ミスったピアストリは0.004秒差の7番手、角田裕毅は14番手
F1第11戦オーストリアGP（レッドブル・リンク）の2日目、予選が行われた。天候は晴れで、気温は32℃、路面温度47℃、湿度38%と非常に暑い条件下だ。
●【2024F1第11戦オーストリアGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数／タイムスケジュール・全セッションの結果
■Q1：RB好調！ペレスは不安な12番手
18分間のQ1トップタイムはカルロス・サインツ（フェラーリ）、2番手はオスカー・ピアストリ（マクラーレン）、3番手はマックス・フェルスタッペン（レッドブル）だった。
【F1オーストリアGP】予選Q1
16 A.アルボン（ウィリアムズ）
17 L.ストロール（アストンマーティン）
18 V.ボッタス（Kickザウバー）
19 L.サージェント（ウィリアムズ）
20 G.ジョウ（Kickザウバー）
栃木県のHRC Sakuraで製造されているHRC（ホンダ・レーシング）製パワーユニット『ホンダRBPT』勢の順位は、以下の通り。
3番手 マックス・フェルスタッペン（レッドブル）
8番手 角田裕毅（RB）
9番手 ダニエル・リカルド（RB）
12番手 セルジオ・ペレス（レッドブル）
■ペレスQ3進出！RB F1勢はQ2敗退！
15分間のQ2トップタイムはマックス・フェルスタッペン（レッドブル）、2番手はカルロス・サインツ（フェラーリ）、3番手はジョージ・ラッセル（メルセデス）だった。
【F1オーストリアGP】予選Q2
11 D.リカルド（RB）
12 P.ガスリー（アルピーヌ）
13 K.マグヌッセン（ハース）
14 角田裕毅（RB）
15 F.アロンソ（アストンマーティン）
『ホンダRBPT』勢の順位は、以下の通り。
1番手 マックス・フェルスタッペン（レッドブル）
8番手 セルジオ・ペレス（レッドブル）
11番手 ダニエル・リカルド（RB）
14番手 角田裕毅（RB）
トップ10に入れなかったRB F1は、リカルドは0.015秒、角田裕毅は0.138秒届かなかった。
また、アロンソも15番手と苦戦、ガスリーもQ3へ進めなかった。トップ10に入ったトップ4チーム以外は、8番手ニコ・ヒュルケンベルグ（ハース）、9番手エステバン・オコン（アルピーヌ）だ。
■Q3：フェルスタッペン、ポール！ピアストリは2番手タイム抹消、ハミルトンは審議対象
12分間のQ3でポールポジション（PP）を獲得したのはマックス・フェルスタッペン（レッドブル）だ。今季8回目、通算40回目のPPで、レッドブルの母国GPで4年連続のPPとなった。
先ほどのスプリントでも優勝したフェルスタッペンは、短いコースで2番手に0.404秒もの大差を付けており、好調をキープしている。
2番手はランド・ノリス（マクラーレン）、ノリスから0.122秒遅れた3番手はジョージ・ラッセル（メルセデス）だった。
ラッセルとわずか0.11秒の4番手はカルロス・サインツ（フェラーリ）、サインツと僅差の0.052秒差だった5番手にはルイス・ハミルトン（メルセデス）がつけた。この3台は0.063秒差という大接戦だった。
6番手には、最終アタック中にコースアウトしてしまったシャルル・ルクレール（フェラーリ）。
そのルクレールと0.004秒差の7番手にはオスカー・ピアストリ（マクラーレン）がつけた。ピアストリはセッション終了直後、トラックリミット違反で2番手タイムが抹消され、7番手という結果になった。
セルジオ・ペレス（レッドブル）はQ3に進んだものの、フェルスタッペンから0.888秒差をつけられ、トップ4チームで最下位の8番手で終えた。
トップ8には4チームが入り混じって並ぶことになり、明日の決勝レースは混戦になりそうだ。
また、予選5番手のルイス・ハミルトン（メルセデス）はガレージから出る時にジャッキが引っかかってしまったことで「アンセーフ・リリース」で審議対象となっている。罰金か、またはもっと厳しいペナルティになるのか、この後の審議に注目だ。
【F1オーストリアGP】予選Q3
1 M.フェルスタッペン（レッドブル）
2 L.ノリス（マクラーレン）
3 G.ラッセル（メルセデス）
4 C.サインツ（フェラーリ）
5 L.ハミルトン（メルセデス）
6 C.ルクレール（フェラーリ）
7 O.ピアストリ（マクラーレン）
8 S.ペレス（レッドブル）
9 N.ヒュルケンベルグ（ハース）
10 E.オコン（アルピーヌ）
『ホンダRBPT』勢の順位は、以下の通り。
1番手 マックス・フェルスタッペン（レッドブル）
8番手 セルジオ・ペレス（レッドブル）
