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サインツが来季F1カーの重量増加に懸念「2kgは問題ではないけど…」

2024年07月27日(土)16:19 pm

カルロス・サインツ(フェラーリ)は、F1カーが徐々に重くなっていることは「問題」だと語った。

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現在のF1はハイブリッド・パワーユニットを搭載しているが、過去に比べて数百キロも重くなっていて、2025年にはさらにシート+ドライバーの重量が2kg追加されることが決定している。これについてFIA(国際自動車連盟)は「ドライバーの健康を考慮した結果」と説明している。

サインツは「2kgの増加は明らかに大きな変化ではない。だけど、これが2kg、2kg、2kgと何度も積み重なるのが問題なんだ。過去10年間のF1ではその傾向が続いている。その結果、車重は800kgに達したんだ。以前は600kg程度だったよ」と続けた。

サインツは、ニコ・ヒュルケンベルグやエステバン・オコン、ジョージ・ラッセルなどの背が高く、その分だけ重いドライバーにとっては、2kgの追加は歓迎されるだろうと認めている。

ダニエル・リカルドも「そうだね、彼らが背が高いのは仕方のないことだから、重量を減らすために脱水症状になるのは不公平だよ」と同意した。

2026年から始まる新しいレギュレーションでは、車両総重量の最低値が768kgに引き下げられるが、関係者たちは32kgの軽量化では過去のようなキビキビ走る「レーシー」な車にはならないと考えている。

サインツは「車重を減らすことができれば、すべてのドライバーが感謝すると思うよ。FIAとチームも2026年のルールだけでなく、将来のルールを決める際に、それを考慮してくれることを期待しているよ」と述べた。

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