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大幅アップグレードのウィリアムズを“秒”で大破炎上させたサージェント、即時解雇か?「何週間も苦労したのに」とボウルズ代表が激怒!後任候補はメルセデスドライバー?

2024年08月26日(月)7:20 am

ローガン・サージェント(ウィリアムズ)に即時シート喪失の可能性が浮上してきた。

●【2024F1第15戦オランダGP】全セッションの結果・タイムスケジュール

2025年のシートをカルロス・サインツ(フェラーリ)に奪われたローガン・サージェントだが、大幅にアップデートされたばかりのマシンをバリアに激突させ炎上させてしまい、ウィリアムズのジェームス・ボウルズ代表は我慢の限界に達し、怒りを隠せなかった。

「クルマに大規模な開発パッケージを施した時、レーシングカーをガードレールにぶつけるのは最悪のタイミングだ。100人のスタッフが何週間も苦労して、新しいパーツを搭載した2台のクルマを用意したのに、すべてが1秒で台無しになってしまった。雨の中のフリー走行3回目でフルリスクを負う必要はない」

ボウルズ代表はサージェントに対する忍耐をとうとう失い、日曜日のチェッカーフラッグ後にチームから追放されるのではないかという噂が飛び交っているが「今は感情的な決断を下したくない」とボウルズは語った。

この噂の選択肢のひとつとして、レッドブルのリザーブドライバーであるリアム・ローソンが挙げられているが、ヘルムート・マルコ博士はこれを即座に否定した。「我々は近い将来、リアムのために独自の計画を持っている」と、マルコ博士は『Auto Motor und Sport(アウト・モーター・ウント・シュポルト)』誌に語った。

■ミック・シューマッハにチャンス?

メルセデスエンジンを搭載するウィリアムズだが、サージェントの激しいクラッシュの直後にザントフォールトのトト・ヴォルフのオフィスから出てくるボウルズの姿が目撃された。

これは、メルセデスの公式リザーブドライバーである25歳のミック・シューマッハにとって非常に良い兆候の可能性がある。

土曜日、シューマッハのF1グリッドでの将来について尋ねられた時、トト・ヴォルフは『Sky Deutschland』に対して「私には判断するのは難しい。アウディはまだセカンドドライバーを発表していない唯一のチームだ」と語るに留めたが、その後「ウィリアムズがどうするかはわからない」と語った。

シューマッハは、オランダGPの予選日の状況についてもコメントした。

「僕はあきらめていないよ。まだ2つのシートが空いているからね。話し合いは続いているが、それ以上のことはない」と語った。

しかし、もしサージェントの後任を務めた場合でも、シューマッハにとって短期間の役割に過ぎない。なぜなら、サインツが2025年の契約を結んでいるからだ。

よって、ドイツ人のシューマッハにとって、母国のメーカーであるアウディがフルタイムのシートを得るための唯一の現実的なチャンスだ。

「今は誰もが時間をかけている。結局のところ、彼らは僕が何ができて、何を期待できるかを知っている。僕はハースで2年間を過ごし、彼らは僕が何ができるかを見てきた。見守ろう」とシューマッハは語った。

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