メルセデス、2025年F1ドライバーラインナップ発表！ラッセルと18歳の新星アントネッリの次世代デュオでタイトル奪還を狙う
メルセデスは、2025年に18歳のアンドレア・キミ・アントネッリを起用すると正式に発表した。チームはジョージ・ラッセルと同様にチームのジュニアプログラムを卒業した若い2名で臨むことになる。
■トト・ヴォルフ「F1に必要な才能とスピードを見せてきた」
チーム代表兼CEOであるトト・ヴォルフは次のようにコメントした。
「2025年のドライバーラインナップは、経験、才能、若さ、そして純粋なスピードを兼ね備えています。ジョージとキミが個々のドライバーとしてだけでなく、パートナーシップとしてチームにもたらすものに期待しています。新しいラインナップは、私たちの物語の次の章を開くのに最適です。また、私たちのジュニアプログラムの強さと、自国で育った才能に対する信念の証でもあります。
ジョージは、世界で最も優れたドライバーの一人であることを証明しました。彼は速く、一貫性があり、決断力があるだけでなく、チーム内で強力なリーダーに成長しました。
キミは、私たちのスポーツの最高峰で戦うために必要な才能とスピードを一貫して示してきました。これはまた大きなステップアップになることはわかっていますが、彼は今年のF1テストで私たちを感動させており、私たちは学習プロセスのあらゆる段階で彼をサポートします。
ジョージは経験豊富なチームメイトであり、彼から学び、技術を磨くことができます。私たちが勢いをつけてフィールドの最前線で戦い続ける中で、2人が大いに貢献してくれると確信しています」
■ラッセル「ハミルトンが教えてくれたことをキミにも伝えたい」
ラッセルは2017年にチームのジュニアプログラムに参加し、GP3とF2は1年目でチャンピオンを獲得、シングルシーターからF1まで一気に昇格した。3年間ウィリアムズをドライブした後、2020年のバーレーンGPでは代役出走したメルセデスで印象的な走りを見せ、2022年にルイス・ハミルトンのパートナーとしてメルセデスに昇格した。その後サンパウログランプリでF1初勝利を挙げ、今年のオーストリアで2度目の優勝を果たした。
ラッセルは次のように述べた。
「2025年にキミとパートナーを組むことができて本当に興奮しているよ。彼のジュニアフォーミュラでの記録は素晴らしく、昇格はふさわしいものだ。彼は素晴らしい若き才能であり、僕たちのジュニアプログラムの卒業生の一人だ。自分の旅で得た経験を生かして、キミがF1にステップアップする際に指導できることを楽しみにしている。
ジュニアドライバーだった頃から、そしてチームメイトになってからずっと、ルイスが僕をどれだけ支えてくれたかわかっている。彼から多くのことを学んだ。キミのためにも同じような役割を果たしたいと思っているよ。
チームとして、来年に向けて非常に前向きな勢いをつけている。コース上で進歩を続けているし、世界選手権で戦うためにすべての準備を整えるために懸命に取り組んでいる。僕たちが進んでいるのは本当にエキサイティングな旅だ。キミと僕はチームを前進させ続け、僕たちが示している約束を果たすのに貢献できると確信しているよ」
■キミ・アントネッリ「メルセデスのワークスドライバーになれて素晴らしい気分」
キミ・アントネッリはモータースポーツの下位ランクで驚異的な昇進を遂げてきて、2019年に12歳でメルセデスのジュニアプログラムに参加した。FIAカートヨーロッパ選手権やWSKユーロシリーズのタイトルを含むカートで活躍した後、シングルシーターに昇格し、2022年にはADACとイタリアF4の両方のタイトルを獲得、2023年にはフォーミュラリージョナルヨーロッパ選手権で優勝した。
2024年にF2にステップアップし、今シーズンはこれまでにハンガリーでのフィーチャーレースを含め、2勝を挙げている。
キミは次のようにコメントした。
「2025年にジョージとともにメルセデスのワークスドライバーになることが発表され、素晴らしい気分だよ。F1に参戦することは、幼い頃から抱いていた夢だった。これまでのキャリアで僕に与えてくれたサポートと、示してくれた信頼に対して、チームに感謝したいと思う。僕はまだ多くのことを学んでいるけど、この機会に備えていると感じているよ。チームのために、より良く成長し、可能な限り最高の結果を出すことに集中したい。
ジョージのチームメイトになれるのも本当に楽しみだ。彼は僕と同じようにチームのジュニアプログラムからやってきて、とても尊敬している人物だ。彼は超速いし、何度もグランプリで優勝していて、ドライバーとして僕が成長するのにすでに役立っている。彼から学び、一緒にトラックで成果を出すのを楽しみにしているよ」
