マイケル・アンドレッティが自身の「アンドレッティ・グローバル」の経営権を譲渡した。アンドレッティは、主にインディカーなどアメリカ国内のシリーズでの成功で知られており、2022年初頭にキャデラックとの提携でF1参入を目指して申請を行い、F1参入に向けた準備を加速させていたが、今年の初めにFIA(国際自動車連盟)の承認を得たものの、アメリカ企業リバティ・メディアが所有するF1は最終的にアンドレッティの申請を拒否した。この決定は、反競争的な行為ではないかとしてアメリカ政府の調査対象となった。
こうした背景の中、アンドレッティ・グローバルの共同オーナーであるダン・トウリスが会社の完全な経営権を引き継ぐことを発表したことは興味深い展開だ。
同社は声明で「マイケルの目標は、アンドレッティ・グローバルでの戦略的な役割に移行し、チーム運営の側面からは手を引くことでした」と説明されている。また、「マイケルは引き続き関与し、戦略的アドバイザーおよび主要アンバサダーとして活動を続ける」と述べている。今後F1参戦へ向けてどのような動きを見せるのか、注目を集めている。