【F1オランダGP決勝|ダイジェスト&コメント】ノリスが最後のオランダGPを制す 母国フェルスタッペン1周目クラッシュ!アロンソ9位、角田裕毅あと一歩
8月23日(日)、2026年F1第12戦オランダGP(ザントフォールト)の決勝レースが行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)が優勝を飾った。
2位にはアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、3位にはジョージ・ラッセル(メルセデス)が続いた。
フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は9位でポイントを獲得した。
イザック・ハジャーの欠場に伴い、約8カ月ぶりのF1実戦復帰となった角田裕毅(レーシングブルズ)は、一時ポイント圏内の10番手へ浮上したものの、終盤にピエール・ガスリー(アルピーヌ)に抜かれ、11位でチェッカーフラッグを受けた。
■フェルスタッペンが1周目にクラッシュ
気温17℃、路面温度28℃、湿度69%のコンディションで、72周の決勝レースがスタートした。
角田はスタート直後から、チームメイトのアービッド・リンドブラッドと10番手を争った。
しかし、1周目の最終ターンでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がイン側に残っていた濡れた路面に乗り、スピンしてクラッシュ。レースは赤旗中断となった。
同じ場所でガブリエル・ボルトレート(アウディ)も360度スピンした。後方から来たニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)は、大きな白煙の中から目の前に現れたボルトレートへ突っ込みかけたが、ボルトレートのマシンが間一髪で回転したため、衝突を免れた。
再スタート直前には、オリバー・ベアマン(ハース)がターン11手前で電源を失ってストップし、そのままリタイアとなった。
■再スタートでアントネッリがトップへ
レースはスタンディングスタートで再開され、アントネッリが最初のコーナーでトップへ浮上した。
その後、ノリスがアントネッリとルイス・ハミルトン(フェラーリ)を相次いでオーバーテイク。トップを奪い返すと、そのまま首位を守って優勝を飾った。
フェラーリでは、ハミルトンが「僕の方がタイヤの状態はいい」と訴え、チームメイトのシャルル・ルクレールとの順位交代を求める場面もあった。
メルセデスでもポジションを巡って無線のやり取りがあり、ラッセルはハミルトンに抜かれてダブル表彰台を逃すことを警戒していた。それでも、よりペースのあるアントネッリを先行させ、ハミルトンを抑える役割を託した。
■2度のVSC、終盤まで続いた表彰台争い
エステバン・オコン(ハース)がコース上でストップすると、バーチャル・セーフティカー(VSC)が導入された。上位勢はこのタイミングでピットに入り、ソフトタイヤへ交換した。
終盤にはウィリアムズ勢の接触によってデブリがコース上に飛散し、再びVSCが導入された。その後、両者はピットイン。アレクサンダー・アルボンはリタイアとなり、カルロス・サインツには10秒ペナルティが科された。
レース終盤には表彰台争いが激化。ハミルトンがラッセルとの差を縮めたものの、ラッセルが最後までポジションを守り切った。アントネッリが2位、ラッセルが3位となり、メルセデス勢がダブル表彰台を獲得した。
■アロンソが9位入賞、角田裕毅はあと一歩
アロンソはターン1でアルボンをオーバーテイクし、順位を上げた。終盤にはガスリーの追撃を受けたものの、9位を守り切ってポイントを獲得した。
角田はタイヤ交換後、ガスリーとの接戦を制し、さらにサインツを抜いて10番手へ浮上。一時はポイント圏内を走行した。しかし、終盤にガスリーの先行を許し、11位でフィニッシュ。復帰後初ポイントの獲得まで、あと一歩届かなかった。
ランス・ストロール(アストンマーティン・ホンダ)はセルジオ・ペレスをオーバーテイクしたものの、47周目にピットインを指示され、そのままリタイアした。
■黄旗違反で複数のペナルティ
黄旗提示中の違反を巡っては、リンドブラッドとフランコ・コラピント(アルピーヌ)にドライブスルーペナルティが科された。
さらに、リアム・ローソン(レッドブル)とコラピントには、黄旗区間で十分に減速しなかったとして10秒ペナルティが科されるなど、複数のドライバーが処分を受けた。
フェルスタッペン、ベアマン、ストロール、バルテリ・ボッタス、オコン、アルボンの6人はリタイアとなった。
■ランド・ノリス コメント
「最高です。本当に最高です。厳しいレースでした。自分で難しい展開にしてしまいましたが、いいレースができましたし、しっかり戦い抜くことができました。おそらく、これまでで最も素晴らしい勝利のひとつです。本当にうれしくて、最高の気分です」
「ここザントフォールトでの最後のレースで勝てたこともうれしいです」
「アントネッリへのオーバーテイクはうまく決まりました。チャンスはそれほど多くないと分かっていました。ルイスが守りに入るのが見えたので、今しかないと思いました。あのオーバーテイクが勝利を決めました」
■アンドレア・キミ・アントネッリ コメント
「非常に激しいレースでした。一度はトップに立つことができましたが、第2スティント以降はマシンの感触が良くありませんでした。かなりスライドしていて、ランドに抜かれた後は、もう勝つチャンスはないと分かりました」
「ジョージはチームプレーヤーとして素晴らしい仕事をしてくれましたし、3位を守り切ってくれてうれしいです。マクラーレンが大きく前進しているので、僕たちもチームとしてさらにタイムを縮める必要があります」
■ジョージ・ラッセル コメント
「僕にとっては難しいスタートとなり、ポジションを失ってしまいました。序盤は前を走る2台がとても速く、その後は古いタイヤでポジションを守るのが厳しかったです。表彰台を逃していてもおかしくない展開だったので、ここに立ててうれしいです」
「いずれにしてもキミは僕の前を走っていましたし、僕より前でフィニッシュするにふさわしい走りをしていました。新品タイヤを履いていれば、どのみち僕を抜いていたと思います。全体として力強い週末だったので、ポジティブな部分を持ち帰ります。」
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