【F1】上位4チームがポイントの83%を獲得 ボウルズ代表、予算上限改革を提案
ウィリアムズF1のジェームズ・ボウルズ代表は、予算上限が上位チームの優位をむしろ強めたとして、F1の財務規則の変更を求めている。
■上位4チームとそれ以外に分かれた選手権
報道によると、ボウルズ代表は上位4チーム以外に追加の支出枠を認めるよう求めており、詳細な提案は11月に開催される次回のF1コミッション会合で示される見通しだ。
先週末のセパンで、ボウルズ代表は、競技面での公平性を高め、チーム間の差を縮めるという予算上限の当初の目的は達成されていないと指摘した。FIAが公開した会見録では、予算上限導入後の5年間の統計を挙げ、次のように述べている。
「現在、上位4チームがポイントの83%を獲得しています。以前は70%台でした。つまり、状況を悪化させてしまったのです。上位4チームが上位を占め、それ以外の私たちは、残り約17%のポイントを争っています。上位4チームとそれ以外に分かれた、二層構造の選手権になっています」
ボウルズ代表は、ウィリアムズのようなチームは、マシンの改良に回せるはずの資金を、長年の投資不足で生じた問題の解消にまず使わなければならず、身動きが取れないと説明した。
「工場内で部品がどこにあるかを把握するための基本的なシステムだけでも、数百万、実際には数千万もの資金を費やしています。そのため、私たちは予算上限のわなにはまっているのです」
■上限撤廃ではなく、同じ条件で競える仕組みを
ボウルズ代表は、予算上限そのものの撤廃を求めているわけではないと強調した。
「解決策は予算上限をなくすことではありません。そのおかげで、今のF1は財務面で非常に安定しています。ただ、すべてのチームが同じ設備や仕組みを備えて競えるよう、予算上限の制度にどのような仕組みを設けるべきか考える必要があります。現状はそうなっていません」
追加支出枠については、選手権での獲得ポイントか順位に連動させる案を示した。
「私が必要だと考えるのは、この場にいる誰もが理解できる仕組みです。チーム間の差の大きさが分かる獲得ポイントに連動させるか、選手権順位に連動させるか、そのどちらかです」
報道によると、アウディ、アストンマーティン、アルピーヌ、キャデラックがこの案を支持する一方、すでに現在の上限額を下回る支出で運営しているハースは反対しているという。
アルピーヌF1のエグゼクティブ・アドバイザー、フラビオ・ブリアトーレも、予算上限制度の見直しが必要だとの認識を示した。そのうえで、すべての支出を一つの予算上限の対象に含め、規則を簡素化すべきだと主張した。
「私にとって最善なのは、上限額をいくらに設定するにせよ、すべての支出を予算上限の対象に含めることです。」
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