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幕を閉じるコンコルド協定、新時代へ

2014年03月10日(月)16:11 pm

F1最高権威のバーニー・エクレストンによると、コンコルド協定は終えんを迎えそうだ。

F1権利の所有団体、参戦チーム、それにスポーツ面を統括するFIA(国際自動車連盟)がからむだけに、機密扱いの同文書はとにかく交渉が困難で、時間ばかりかかることで有名だ。

山あり谷ありの末に締結した最新の協定も7年間の効力が失われるにあたって、エクレストンは新しい協定の必要性を疑問視している。

F1を経済面から追うジャーナリストのクリスチャン・シルトは『Wall Street Journal(ウォール・ストリート・ジャーナル)』紙に記事を寄稿し、技術および競技面の決定権は、今やエクレストン、FIA、上位6チームからなる新しい戦略グループにあるとしている。

コンコルド協定についてエクレストンは、「正直言って誰もがその存在を忘れていると思う。なぜなら戦略グループ内の話し合いをもって合意がなされるため、無理に協定を維持しなくても良いのだ」と語る。

エクレストンは、F1が株式市場に打って出るためには新コンコルド協定が必要との見方も次のように否定する。

「我々は、一種の平和協定に署名したようなものだ。新たな組織構造が固まった末、ひとつの時代が過去のものとなった」

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