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メルセデスAMG、2014年版ステアリングの機能を解説

2014年03月26日(水)14:53 pm

メルセデスAMGが、2014年F1で使用するステアリングを公開。各部の機能などを説明した。

2014年のステアリングが大きく変化した点は、有機ELディスプレーを搭載できるようになった点。これにより、ドライバーは走行中にもさまざまなデータを確認できるようになった。

画面の左右にあるライトは、FIA(国際自動車連盟)で定められているもので、赤旗、黄旗、青旗の確認ができるようになっている。また、上部にあるライトはそれぞれに設定できるようになっているが、ギアチェンジのタイミングを知らせるインジケーターとして使われる場合が多い。

各スイッチの機能は以下のとおり。

■メニューダイヤル(中央)
タイヤコンパウンド変更による調整など、さまざまな設定をするためのダイヤル。最大で15個の設定が可能になっている。

■HPPダイヤル(右)
レース中のエネルギー管理やMGU-Kの設定など、パワーユニットに関するさまざまなセッティングを行う。

■ストラテジーダイヤル(左)
エネルギーの回収・出力などセッション中の戦略的なセッティングを行う。

親指部分のホイール式ダイヤル
■右側
コーナリング中、コーナーの入り口、高速など、コーナーの各段階におけるデフを調整する。

■左側
ブレーキバランスとエンジンブレーキのセッティングを行う。ペダルやその他の調整も行う。

各ボタンの機能は以下のとおり。

■BB- / BB+
ブレーキ・バイ・ワイヤの管理(ブレーキバランスの調整)。

■OT
オーバーテイク・ボタン

■N
ニュートラル・ボタン

■+10 / +1
マルチファンクションボタン

■Radio
ドライバーからエンジニアへの無線

■DRS
DRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)のフラップを操作

■Limiter
ピットレーン・リミッターを作動

■Marker
ドライバーがデータ上で任意の場所を指定する場合に使用

■PC/R
自動化された信号でガレージへピットインを知らせる。これにより、無線での連絡なしに、クルーがピット作業の準備をすることが可能になる

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