ランス・ストロール(アストンマーティン)が母国カナダGPを前に、2024年が彼にとってF1での最後のシーズンになるのではないかという声が上がっている。
●【2024F1第9戦カナダGP】フリー走行1回目のタイム差、周回数/スケジュール・全セッションの結果
チームメイトのフェルナンド・アロンソが2025年と2026年の契約を更新した一方で、24歳のストロールの契約については何も発表されていない。チーム代表のマイク・クラックは、両ドライバーに満足していると発言しているが、それでも今年のストロールの成績はアロンソに対して明らかに劣っており、彼の将来に関する憶測が飛び交っている。
特に、ストロールの父親でチームオーナーのローレンス・ストロールですら、ホンダと関連のある角田裕毅を2025年以降のより良い選択肢と見ているのではないかという噂もある。
「ランス・ストロールはどれだけ持ちこたえられるのか?」という見出しをモントリオールの新聞『Le Journal de Montreal(ル・ジャーナル・ド・モントリオール)』は掲載し、記者のフランソワ=デヴィッド・ルロウはカナダ人ドライバーに対して非常に批判的な立場を示している。「ストロールは、多くの批判する人たちの同情を引くための努力を全くしていない」とも指摘している。
「現実は、高級車のガレージに鎮座する巨大な象のようだ。父親がいなければ、ストロールはそのシートに座っていないだろう」とも付け加えた。
モントリオールでの記者会見でこの憶測について質問されたストロールは、「最近よく聞かれる質問だ」と認め、来年以降もレースを続ける考えを示した。
「確かにそういう考えは頭にある。今後もチームの一員であり続けることは間違いないと考えているけど、でも、今はモントリオールに集中し、ホームレースを楽しんで、良い結果を出せるように努めたい」