フラビオ・ブリアトーレは、ルノーのワークスF1エンジンプログラムが終了した決定に関与していないと強調している。
スタッフは2026年の新型パワーユニットの開発は順調に進んでいると主張しているが、ルノーCEOのルカ・デ・メオが、フランスのヴィリー・シャティヨン工場でのF1事業を終了するという驚くべき決定を下した。
■メルセデスエンジン使用への助言を否定
一部の人々は、ベネトンやルノー時代にタイトルを獲得した元チーム代表であり、新たに執行役員のアドバイザーとなったブリアトーレが、アルピーヌのパフォーマンス危機を解決するためにメルセデスのカスタマーエンジンを使用することをデ・メオCEOに提案したのではないかと考えているが、ブリアトーレはこれを否定。「私はいつも悪者ではない」「他のことについては私を非難できるかもしれないが、ヴィリーの件についてはそうではない」とブリアトーレはスペインの放送局『DAZN』に語ったとされる。
■エンストーンでの人員削減は否定
次に噂されているのは、アルピーヌのシャシー本部であるエンストーンでの大規模な人員整理(レイオフ)だ。しかし、ブリアトーレは「私は雇用を削減するつもりはない」と断言。「誰も解雇したくはないが、効率性と経験豊富な人材が必要だ」とも述べ、現状を見直す必要性を強調した。
■マクラーレンの成功例を挙げ、カスタマーエンジンを擁護
ブリアトーレは、メルセデスエンジンを搭載したマクラーレンの成功を引き合いに出し、カスタマーエンジンへの移行が効果的であることを示唆。
「上層部での多くの変革後、構造を固める必要がある」と述べ、「問題は、リーダーにふさわしくない人物を選んできたことだ」と上層部の見直しが課題だと指摘している。
■アルピーヌの次のステップとは
アルピーヌの次のフェーズについて問われたブリアトーレは、「家の掃除と整理、そして全員が協力し、やる気を出させることだ」と語っている。今後のアルピーヌの改革に注目が集まる。