スタート直後のキミ・ライコネン(ロータス)との接触によるリアタイヤの破損のため、リタイアという形でF1日本GPを終えたフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)。一方ライバルのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が優勝を飾ったことで、アロンソの首位は揺らぐことはなかったものの、その差は4ポイントにまで縮まった。
レース後、フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは英国のメディア『Sky(スカイ)』に対してこう語った。
「彼(アロンソ)の悲しみは計り知れない」
そんな中、残り5戦でわずか4ポイントのリードという状況に面した心境を、アロンソは自身のツイッター上に明かしている。
「まだ5レースも残っているよ!」
「敵が山にいるとすれば海から攻めるし、海にいるのであれば山から攻めるだけだよ」
なおドイツ紙『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によると、日本GPにおけるベッテルの速さの秘密は、レッドブルが新たに投入した「ダブルDRS式リアウイング」にあるという。
この装置に関して、英国のメディア『BBC』でF1技術解説を務めるゲイリー・アンダーソンはこう説明している。
「これによってレッドブルは、ストレート上でのスピードを失うことなしに、コーナーで速く走るために必要なダウンフォースの獲得が可能になる」