明暗の分かれたアロンソとベッテル

2012年10月08日(月)13:44 pm

スタート直後のキミ・ライコネン(ロータス)との接触によるリアタイヤの破損のため、リタイアという形でF1日本GPを終えたフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)。一方ライバルのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が優勝を飾ったことで、アロンソの首位は揺らぐことはなかったものの、その差は4ポイントにまで縮まった。

レース後、フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは英国のメディア『Sky(スカイ)』に対してこう語った。

「彼(アロンソ)の悲しみは計り知れない」

そんな中、残り5戦でわずか4ポイントのリードという状況に面した心境を、アロンソは自身のツイッター上に明かしている。

「まだ5レースも残っているよ!」

「敵が山にいるとすれば海から攻めるし、海にいるのであれば山から攻めるだけだよ」

なおドイツ紙『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によると、日本GPにおけるベッテルの速さの秘密は、レッドブルが新たに投入した「ダブルDRS式リアウイング」にあるという。

この装置に関して、英国のメディア『BBC』でF1技術解説を務めるゲイリー・アンダーソンはこう説明している。

「これによってレッドブルは、ストレート上でのスピードを失うことなしに、コーナーで速く走るために必要なダウンフォースの獲得が可能になる」

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