フェリペ・マッサは、所属するフェラーリとの2013年の契約にサインしたという報道を否定した。
韓国GPのパドックでは、マッサが契約した、または契約間近であるだろうといううわさが高まっていたが、マッサが上機嫌であったことがさらにうわさに火をつけた格好となった。
スペイン紙『Marca(マルカ)』にマッサは「僕はいつも上機嫌だよ」とブラジル人らしく陽気に話している。
上機嫌のマッサをよそに、フェラーリはブラジルのTV局による「マッサ契約更新」の報道に対して否定していた。
「(契約更新について)そうなるかもしれないけれど、まだそこまでなっていないんだ」と、マッサはブラジルの『Totalrace(トータルレース)』に語っている。
「僕はまだ何もサインしていないよ。来週になったら変わっているかもしれないし、そうではないかもしれないけどね」と付け加えているが、これは16日(火)に発表があるといううわさを意識しての発言だ。
マッサは、契約について発表があると報道した番組については、早まった行為だと批判している。
「契約にサインするまでは、サインしたなんて話すことはあり得ないんだ」
「2年前に僕がフォース・インディアとサインしたといわれた時も同じような報道がされていたけれど、結局僕はフェラーリと2年延長したよね」
「来年もフェラーリにいると思うよ、そう思いたい。でもまだサインはしてないから、確実ではないんだ」と話したが、フェラーリとの交渉がうまく進んでいることは認めている。
「もちろん話し合いは続いているし、どちらも前向きな話し合いだよ。でも、サインして握手して、“これで全部だよ”と言われて初めて現実になるのさ」
「そうなるように話し合いを続けているけれど、まだそこまでには達していないんだよ」とくり返した。