F1ボス、チーム代表への“贈賄”が明らかに

2013年11月11日(月)8:51 am

長年に渡ってF1最高権威の座に君臨してきたバーニー・エクレストンが窮地に立たされている。収監中のドイツ人元銀行家ゲルハルト・グリブコウスキーに対する多額の贈収賄容疑により、第一線から退くかもしれない。

先日、ロンドンの高等法院で金銭の支払いに関する一連の調査が行われているが、エクレストンが数年前にも名の知れたF1チーム代表数名に“賄賂(わいろ)”とみられる金銭を支払っていたことが明らかになった。

7日(木)の法廷では、1998年のコンコルド協定に署名してもらうため、現在イギリス『BBC』で解説を務めるエディー・ジョーダン、かつて4度F1チャンピオンに輝いたアラン・プロスト、そしてアロウズのチーム代表だったトム・ウォーキンショーに対し1人あたり1,000万ドル(約9億8,000万円)が支払われていたことがわかった。この3人は当時、F1チームの代表を務めていた。

報道によると、支払いはエクレストンの「バンビーノ家族信託」から、3人がそれぞれ代表を務めていた当時のF1チームの口座ではなく、個人口座へ直接振り込まれていたとされる。

法廷でドイツのメディア会社『Constantin(コンスタンティン)』の弁護士から、「これらは、彼らのチームから署名を得るために支払われたもので間違いありませんね?」と尋ねられたエクレストンは、「はい」と答えた。

エクレストンは、グリブコウスキーからイギリスの税務当局に密告すると脅迫されたため、金銭を支払ったにすぎないと主張している。しかし、一方のグリブコウスキーは、83歳のエクレストンから身の危険を脅かされていたと述べていることも明らかになった。

『Constantin(コンスタンティン)』の弁護士は、グリブコウスキーがエクレストンから「ある種の身の危険」を感じており、ミュンヘンの警察に相談までしていたと主張している。

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