マクラーレンのルイス・ハミルトンは、ブダペストのハンガロリンクで開催されたハンガリーGP決勝をトップからスタートして優勝した。
ルイス・ハミルトン
「なんて言えばいいんだろう? 天にも昇る気分だよ! チームは最高の仕事をしてくれた。本当に素晴らしかった!」
「すごく楽しいレースだった。でも全然楽ではなかったよ。それどころか、これまで走ったなかでも一番厳しいレースだったと思う。だけどね、だからこそ喜びも格別なんだ」
「69周を通して、ずっと激しいプレッシャーを受けていた。まずはロメ(グロジャン/ロータス)、それからキミ(ライコネン/ロータス)がすぐ後ろに迫っていた。ずっとね。ペースを落とさずにタイヤをいたわらなければならなくて、それがかなり難しい時もあったよ」
「ああいうレースになると、状況も安定しない。クルマの感触は常に変わり続けていた。毎周、タイヤから伝わってくるものが違うんだ。でも最後までもった。もたせることができたんだ」
「後ろとのギャップをコントロールするレースだった。全周回、毎周だ。特に、最終コーナーで十分なギャップがあるように毎周常に気をつけたよ。そうすれば、ピット前のストレートでDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)を使って抜かれないからね。毎回ちゃんとそれができた」
「言った通り、チームは本当に信じられないような仕事をしてくれた。それにここブダペストでの応援は、びっくりするくらい素晴らしかったよ。ここに来てくれたイギリスのファンだけじゃなく、地元のハンガリーのファンもね」
「それに、イギリスでオリンピックが始まった同じ週末にグランプリで優勝できたんだ。オリンピック期間中にイギリスがたくさんいい結果を出してほしいと願っているけれど、その手助けができたような気分だよ。さっき、イギリスが2012年最初の金メダルを取ったねって言われたんだ。まあ、そうじゃないけどね。でもオリンピック期間中のイギリス最初の勝利だからね、最高だよ」
「シーズン全体を見れば、シーズン途中の休みが明けたらやるべきことが山ほどあるのは明らかだ。でも今は、家族や友人、みんなでお祝いしよう。ボーダーフォンの赤い優勝Tシャツを着て、今を楽しむんだ」
「僕たちは最高の祝い方を知ってるからね」