サインツ、ウィリアムズF1の契約延長オファー拒否か アウディ移籍とフェルスタッペンの去就が影響?
カルロス・サインツが、ウィリアムズから提示された最新の契約延長オファーを拒否したとの見方が浮上している。
2026年シーズン前半を不本意な形で終えたサインツは、サマーブレイクに入る際、8月を使って今後の選択肢を冷静に検討する考えを示していた。
■サインツは短期契約を希望か 年俸約55億円報道には疑問も
スペイン紙『Marca』によると、サインツとウィリアムズの交渉は現在も続いているが、サインツ側は短期間の契約延長を希望しているという。より魅力的な選択肢が現れた場合に備え、移籍の自由度を確保したい考えとされる。
一方、広く報じられている年俸約55億円(3000万ユーロ)※という金額について、『Marca』は実際より誇張されている可能性を指摘している。この金額はサインツの現在の年俸の約3倍に相当し、ウィリアムズの財政を圧迫する可能性があるとしている。
※1ユーロ=約184.55円(2026年8月中旬のレート)で換算。3000万ユーロ×184.55円=約55億3650万円。
そうしたなか、元F1ドライバーでドイツのテレビ局『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』の解説者を務めるラルフ・シューマッハは、サインツがすでにウィリアムズからのオファーを断ったとの見方を示した。
「私はサインツの動向に注目しています。どうやら彼はウィリアムズからのオファーを断ったようです」
■フェルスタッペンの去就と連動? アウディ移籍の可能性も
シューマッハは、サインツの判断が他チームのドライバー市場の動きと関係している可能性があるとみている。
「それは、マックス・フェルスタッペンがレッドブルを離れる可能性と関係しているのでしょうか? オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、評価も輝きもいくらか失っています。それとも、サインツはアウディへ向かうのでしょうか?」
サインツについては、以前からアウディ移籍の可能性が取り沙汰されてきた。
一方、サインツがウィリアムズを離れた場合には、セルジオ・ペレス(キャデラック)が後任候補として浮上している。
シューマッハは、現在のウィリアムズを取り巻く競技面での状況も、次第に厳しくなっていると指摘する。
「ウィリアムズでは緊張が高まっています。チームはマシン開発で大きなミスを犯しました。ジェームズ・ボウルズ代表は、新レギュレーションの下で初めてゼロからマシンを造る機会を得ましたが、明らかに十分な体制を整えられていませんでした。ウィリアムズでも対立が起きるでしょう」
■フェルスタッペンにはレッドブルから5年契約提示か
サインツの去就が不透明ななか、フェルスタッペンの将来についても憶測が続いている。
ドイツ人ジャーナリストのラルフ・バッハによると、レッドブルはフェルスタッペンに高額な条件を盛り込んだ新たな5年契約を提示したという。
しかし、フェルスタッペン側は早期に契約を解除できる選択肢を残すことを望んでおり、実質的には2027年までの残留にとどめたい意向だとされる。
バッハは、フェルスタッペンの考えについて次のように説明した。
「マックスは、今度こそレッドブルがレースで勝ち、タイトルを争えるマシンを用意できるのかを見極めたいと考えています。それが実現しなければ、2027年末にレッドブルを離れる準備ができているのか、そしてそもそもF1でレースを続けたいのかどうかを判断することになります」
ウィリアムズとの交渉が続くなか、サインツが2027年に向けてどのような決断を下すのかは、依然として不透明である。
アウディ移籍の可能性が取り沙汰される一方、フェルスタッペンの将来を巡る動きも続いており、今後のドライバー市場の展開とともにサインツの去就が注目される。
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