2026年10月3日(土)、F1第16戦バーレーンGP in マレーシアのフリー走行3回目(FP3)が、セパン・インターナショナル・サーキットで行われた。
トップタイムを記録したのはアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)。
2番手にマックス・フェルスタッペン、3番手にイザック・ハジャーが続き、レッドブル・フォード勢がトップ3に2台を送り込んだ。
気温32℃、路面温度58℃、湿度53%という厳しい暑さの中、各チームは予選に向けたアタックとタイヤの性能確認を進めた。
セッション開始とともに、ソフトタイヤを装着したセルジオ・ペレスが先頭でコースイン。フランコ・コラピントとリアム・ローソンもソフトで続いたが、ローソンはすぐにピットへ戻った。
マクラーレン勢はミディアムタイヤで序盤の上位につけた。一方、シャルル・ルクレール(フェラーリ)はハードタイヤを選択し、一時3番手に浮上した。
粗い路面に加え、高い気温と路面温度によって、タイヤの摩耗や過熱への対応が課題となるセパン。多くのドライバーが決勝用にハードタイヤを2セット温存するとみられる一方、フェルスタッペンは1セットを返却しており、残りは1セットとなっている。
走行中には、オリバー・ベアマン(ハース)のマシンからデブリが脱落し、セッションが赤旗で中断された。
ベアマンは無線で「右前、何か取れたよね?」と右フロント付近から何かが外れたと報告。リプレイ映像では、右フロントタイヤの内側付近から黒く長い物がタイヤに巻き込まれ脱落する様子が映し出された。マーシャルがコース上のデブリを回収し、その後、セッションは再開された。
再開を待つピットレーン出口にはマシンの列ができた。レッドブル勢はミディアムタイヤを選択し、多くのマシンがソフトで走行する中でも上位タイムを記録。フェルスタッペンは一時4番手、ハジャーは6番手につけた。
アップグレードを投入したメルセデス勢は、ソフトタイヤで上位へ浮上。最終的にアントネッリがFP3をトップで終えた。
マクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリは、ミディアムタイヤでそれぞれ一時3番手と5番手につけた。その後、ノリスは予選前のアタックに向けてソフトタイヤへ交換した。
マクラーレンはFP1で、ピアストリに最新仕様の「Hウィング」、ノリスに従来型リアウィングを装着して比較テストを行ったが、今回のレースでは、通称「マカレナウィング」を採用しない方針だ。
今回の高温条件では、ソフトタイヤの性能を十分に引き出せるアタックは、実質的に1周に限られるとみられる。予選では、最初の計測ラップを確実にまとめることが重要になりそうだ。
ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、前日と同様に右ミラーが動いたと報告。トラフィックの影響で最初のフライングラップを断念し、アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)に走行を阻まれて、いら立つ場面もあった。
それでも終盤には、タイヤの状態を考えればタイムは悪くないとの認識をチームと共有し、6番手に浮上した。
また、前日にマシンが複数回接触した最終コーナーのボラード※は、少し外側へ移動された。
※ボラード:コース脇などに設置されるポール状の標識。コースの境界や、コースを外れた際の復帰ルートなどを示す
ホンダのパワーユニットを搭載するアストンマーティンは、フェルナンド・アロンソが12番手、ランス・ストロールが19番手でFP3を終えた。
新品ソフトでのアタックでは、アロンソが一時11番手、ストロールが14番手に浮上。その後、ストロールは使用5周目のソフトタイヤで2回目のアタックを行ったものの、タイムを更新できず、19番手のままセッションを終えた。
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