10月2日(金)、2026年F1第16戦バーレーンGP in マレーシアのフリー走行2回目(FP2)がセパン国際サーキットで行われた。
シャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分37秒528でトップタイムを記録した。2番手は0.099秒差のイザック・ハジャー、3番手はランド・ノリスだった。
気温34℃、路面温度61℃、湿度47%という厳しい暑さの中、各チームはタイヤの性能低下や冷却への対応を進めた。
開始前は晴れていたものの、遠方から黒い雲が接近。セッション中の降水確率は90%とされ、ピットレーンにはコースインを待つマシンの行列ができた。
序盤は多くのドライバーがミディアムタイヤを選択。一方、ピエール・ガスリー、マクラーレン勢、キャデラック勢はソフトタイヤで走行を開始した。
ジョージ・ラッセルが1分38秒020でトップに立ち、ルクレールとアンドレア・キミ・アントネッリが僅差で続いた。その後、マックス・フェルスタッペンがミディアムタイヤでラッセルのタイムを0.235秒上回った。
雨を警戒した各車は、通常より早い段階で新品ソフトに交換。しかし、ラッセルは最終コーナーで膨らんでアタックを中断し、アントネッリも同じコーナーで膨らみ、ラップタイムが抹消された。
ルイス・ハミルトンとオスカー・ピアストリが上位へ浮上した後、ルクレールが1分37秒528を記録。ハジャーも0.099秒差につけ、この2人が最終的にトップ2を占めた。
風の影響も大きく、ハミルトンはリアタイヤに苦戦したほか、無線で「右のミラーが全然見えないから、ちょっとレポートしてくれる?」と訴え、チームに報告を求めた。
ガブリエル・ボルトレトは、レーシングライン上にいたハミルトンに妨げられたとして「何をやっているんだ!ブロックしてきたよ」と不満を訴え、ソフトタイヤでのアタックを中断。ターン9での両者の一件は、走行妨害の疑いでセッション後の審議対象となった。
セッション中盤には空がやや晴れ、雨雲はサーキットを通り過ぎた様子だった。各車は決勝を見据えたロングランを進めた。
序盤にシートポジションのずれを訴えていたフェルスタッペンは、ミディアムタイヤで走行を継続。20周を走行してピットへ戻り、このセッションではソフトタイヤを使用しなかった。ハジャーはソフトでのアタック後、ミディアムで15周を走行した。
ボルトレトとアービッド・リンドブラッドは、実戦さながらに並走や追い越しを繰り返した。ボルトレトは追い越しを試みた際に大きく膨らみ、縁石上でマシンが跳ねたため、「フロア(底を)チェックして。飛び出した」とチームに確認を求めた。
ランス・ストロールはタイヤをロックして白煙を上げ、フェルナンド・アロンソもバルテリ・ボッタスと競り合う中でフロントタイヤをロックし、フラットスポットを作った。
※フラットスポット:タイヤがロックし、路面に接する一部分だけが削れて平らになった状態。走行中に振動が発生する原因となる
終盤にはボルトレトがトラブルでコース上に停止。ボルトレトがマシンを降りた後、撤去のためバーチャルセーフティカー(VSC)が導入され、終盤のタイム更新は制限された。
ルクレールがトップ、ハジャーが2番手、ノリスが3番手でセッションを終えた。
ノリスはピット入口で危うい場面に遭遇した。前を走るセルジオ・ペレスがノリスの予想より早くブレーキをかけたため、ノリスは回避操作を行い、寸前で接触を避けた。
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