【レッドブルF1】「反対していたのはホーナー」マルコ博士、自伝の記述に反論 フェルスタッペン昇格の舞台裏

2026年10月08日(木)18:30 pm

記事要約


・マルコ博士、ホーナーの自伝にあるフェルスタッペン加入を巡る記述に反論

・2016年のレッドブル昇格に反対していたのはホーナーだったと説明

・セパンのソフトウェア障害を批判、2030年のV8エンジン復帰にも言及


ヘルムート・マルコ博士が、マックス・フェルスタッペンの加入を巡る元レッドブルF1代表クリスチャン・ホーナーの自伝の記述に反論した。フェルスタッペンをF1に抜てきしたのは自身であり、2016年にトロ・ロッソからレッドブルへ昇格させる際には、ホーナーの反対を押し切ったと説明している。

■ホーナーの自伝に反論

発売予定のホーナーの自伝『Drive(ドライブ)』には、マルコ博士が当初、フェルスタッペンをチームに迎えることを望んでいなかったとの記述があるとされる。

すでにレッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを退任したマルコ博士は、オーストリア紙『Österreich』のウェブサイト『oe24』のインタビューで、この論争には深入りしない姿勢を示した。

「できる限り無視しています。ラルフ・シューマッハがとてもうまく対応してくれました」

元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、すでにホーナーの説明を「完全なうそ」と表現。マルコ博士がフェルスタッペンに初めて接触したのは、フェルスタッペンが11歳の頃だったと振り返っている。

マルコ博士によれば、フェルスタッペンとの関係はF3時代にさらに深まり、その後、レッドブルが彼をF1に抜てきしたという。

83歳のマルコ博士は、当時をこう振り返った。

「マックスをF1に連れてきたのは私です。そして、彼のレッドブル初戦となった2016年スペインGPでは、ホーナーの反対を押し切らなければなりませんでした。彼はマックスが若すぎて、経験も足りないと考えていたのです」

フェルスタッペンは2016年、レッドブルでのデビュー戦となったスペインGPで優勝した。

■セパンのソフトウェア障害を批判 2030年のV8構想にも言及

マルコ博士は日曜日、自宅でバーレーンGP in マレーシアを観戦した。波乱の展開となったレースで、フェルスタッペンがレッドブルの自社製パワーユニット(PU)に初勝利をもたらしたことを喜んだ。一方、スタート進行に混乱をもたらしたソフトウェア障害を厳しく批判した。

「F1という最高峰の競技が、ソフトウェアの問題で止まってしまうのは本当に恥ずべきことです。ただ、こうした失態が、物事を考え直させるきっかけにもなります。私の知る限り、2030年にターボ付きV8エンジンへ戻ることは、すでに決まっています」

■フェルスタッペン、シンガポールGP初優勝に期待

さらにマルコ博士は、フェルスタッペンが今週末のシンガポールGPで、同GP初優勝を飾れると考えていることも明かした。

「マックスは、ついにシンガポールで勝てるかもしれないと話していました。ご存じの通り、彼にとって唯一まだ勝っていないグランプリです」

マルコ博士は、バーレーンGP in マレーシアの後、フェルスタッペン本人に祝福を伝えたという。


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