【F1シンガポールGP|予選ダイジェスト&コメント】ハミルトン、Q1・Q2最速もポール届かず フェルスタッペン通算50回目のPP、フェラーリ勢は決勝で共闘へ
2026年10月10日(土)、F1第17戦シンガポールGP(シンガポール市街地サーキット)の予選が、気温30℃、路面温度41℃、湿度77%のドライコンディションで行われた。
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が通算50回目のポールポジションを獲得した。2番手はシャルル・ルクレール、3番手はルイス・ハミルトンとなり、フェラーリ勢が続いた。
Q1とQ2で最速タイムを記録したのはハミルトンだった。しかし、ポールポジションを争うQ3ではフェルスタッペンが最初のアタックで勝負を決めた。ルクレールは最後のアタックでハミルトンを上回り、フロントローを確保した。
■フェルスタッペン、最初のアタックで決めた通算50回目のポール
Q3では、ジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリのメルセデス勢は、2周を準備ラップに使いアタックする作戦を採った。
一方、フェルスタッペンは1周の準備ラップを経て、最初のアタックでトップタイムを記録した。最後のアタックではタイムを更新できなかったものの、最初のタイムを誰も上回れず、ポールポジションを手にした。
スプリントに続いて決勝でも先頭からスタートするフェルスタッペンは、週末を通したマシンの力強さと、チームの上向きの流れを喜んだ。
「良かったです。僕たちのタイム差は本当に小さく、とても僅差でした。ポールポジションを獲得できて、とてもうれしいです。もちろん、僕が欲しかったのはこちらのポールですから。マシンは週末を通して力強さを発揮しています」
「新しいレギュレーションになり、僕たちのマシンの特性は以前のレギュレーションのときとは少し変わりました。僕たちは良い流れに乗っています」
■ルクレール、ブレーキングの問題を抱えながら最後に2番手へ
ルクレールはQ1でハミルトンに続く2番手だったが、その結果とは裏腹に、マシンの挙動に苦しんでいた。
それでも、Q3の最後のアタックでハミルトンを上回り、2番手を確保。ポールポジションには届かなかったものの、決勝ではフェルスタッペンの隣からスタートする。ルクレールは、ポールを狙える可能性があったと振り返った。
「最後の肝心なラップで、良い走りができたということです。ただ、今回の予選ではかなり苦戦しました。Q1とQ2はとても難しく、ブレーキング中にマシンが片側に引っ張られていました」
「Q3のラップでもミスがありました。今日はポールポジションを獲得できる可能性があったと思います」
■ハミルトン、Q1・Q2最速もQ3でマシンの最適な状態を失う
ハミルトンはQ1で最速タイムを記録し、2番手のルクレールとともにフェラーリ勢が1・2番手を占めた。Q2でもハミルトンが最速となり、フェルスタッペン、ランド・ノリス(マクラーレン)を上回ってQ3へ進んだ。
しかし、Q3に向けて変更を加えたマシンでは、ターン1とターン3で急にリアが滑る挙動に苦しんだ。アタック中には壁ぎりぎりを走る場面もあり、最後はルクレールに上回られて3番手となった。
ハミルトンはフェラーリの2台が上位に並んだ結果を前向きに受け止め、決勝では協力してフェルスタッペンにプレッシャーをかけたいと語った。
「またしても難しいQ3でした。マックス、おめでとう。素晴らしい仕事をしました。Q3に向けていくつか変更を加えました。マシンにはまだ余力があるように感じたので、さらに攻め続けました。ただ、ターン1とターン3で急にリアが滑り、最後のラップでもその挙動に苦しみました」
「マシンが最も力を発揮する状態を見つけるのは、本当に難しいです。Q1とQ2では見つけられましたが、Q3では失ってしまいました。それでも、僕たちにとって良い結果です。フェラーリの2台が上位にいるので、協力してマックスにプレッシャーをかけられるようにしたいです」
■ハジャーはノータイム、アストンマーティン勢もQ1敗退
Q1では、スプリントでリタイアしたイザック・ハジャー(レッドブル)がコースに戻ったものの、再びトラブルに見舞われた。ターン8でストップし、無線で「エンジンがオフに」と報告。その後は走行を再開したが、「また同じ問題だよ、ギアを失った」と訴え、タイムを記録できないままマシンを降りた。
アストンマーティン・ホンダのフェルナンド・アロンソは自己ベストを更新したものの、17番手でQ1敗退。ランス・ストロールもタイヤをロックさせてストップする場面があり、Q2進出を逃した。
アレクサンダー・アルボン、セルジオ・ペレス、バルテリ・ボッタスもQ1で姿を消した。
Q2では、ガブリエル・ボルトレトがマシンの挙動に苦しみ、フランコ・コラピントは右側のタイヤをウォールにこする場面があった。
ニコ・ヒュルケンベルグ、オリバー・ベアマン、エステバン・オコン、カルロス・サインツ、ボルトレト、コラピントの6人が敗退した。
予選4番手はアントネッリ、5番手はノリス、6番手はラッセル、7番手はオスカー・ピアストリ、8番手はピエール・ガスリー。レーシングブルズはリアム・ローソンが9番手、アービッド・リンドブラッドが10番手となり、2台そろってトップ10に入った。
なお、ラッセルにはPU交換による40グリッド降格ペナルティが決勝に適用される。
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