【F1シンガポールGP|決勝ダイジェスト】フェルスタッペン2連勝、ルクレール2位!出火とピット閉鎖、終盤はタイヤで明暗 アントネッリが接戦を制し表彰台

2026年10月12日(月)15:33 pm

記事要約


・フェルスタッペンがシンガポールGP初優勝、2連勝で通算73勝目

・ルクレールが2位、アントネッリが終盤の接戦を制して3位

・VSCやピット閉鎖が相次ぐ波乱、アストンマーティン・ホンダは苦戦


2026年10月11日(日)、F1第17戦シンガポールGPの決勝は、気温30℃、路面温度43℃、湿度69%のコンディションでスタートした。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポール・トゥ・ウィンでシンガポールGP初優勝を飾った。前戦に続くシーズン2連勝で、通算73勝目。2位にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3位にはアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が入った。

マシントラブルによるVSCの導入やピットレーンの閉鎖が相次ぐ中、終盤にはハミルトン、ノリス、アントネッリが表彰台を争う接戦を繰り広げた。

■フェルスタッペンが首位を守る ハース勢は序盤からバトル

グリッド降格ペナルティにより、ラッセルは19番グリッドからスタート。ハジャー、アロンソ、ストロールはピットレーンからスタートした。

スタート前から、すでに攻防は始まっていた。ハジャーは規定を活用し、FIAが発表した公式グリッドの記載順とは異なる並びで、アストンマーティン・ホンダ勢の前からスタートした。

上位勢ではハミルトンがミディアムタイヤを選び、ほかのドライバーはソフトタイヤで決勝に臨んだ。

フェラーリ勢も好スタートを切ったが、フェルスタッペンがトップを維持。サインツは3つ順位を上げて10番手、ラッセルも3つ順位を上げて16番手に浮上した。

ソフトタイヤを履くハース勢は、序盤からチームメイト同士でバトル。ベアマンがオコンを抜いて11番手に上がり、続いてサインツもオーバーテイクして10番手へ浮上した。先頭ではフェルスタッペンがファステストラップを記録し、その後、ルクレールが更新した。

■ボルトレトが停止・出火 ピットレーン閉鎖も

ボルトレトが「ギアボックスが壊れた」と無線で報告し、ピット出口付近で停止。バーチャル・セーフティカー(VSC)が導入された。

ボルトレトのマシンから出火し、ピットレーン上でマーシャルが消火器を使って対応。ピットレーンが閉鎖され、各車がピットへ入れない状態となった。

VSC解除直後、ハジャーはアロンソ、ペレスを抜き、さらにアルボンを抜いて16番手へ浮上。ラッセルもサインツを抜き、12番手に順位を上げた。

■ハミルトンは19周目にタイヤ交換 フェラーリ内で順位交代を要望

ハミルトンは無線で戦略変更を確認。19周目にいち早くピットインし、ミディアムからソフトへ交換した。

ノリスは「アントネッリがターン1で何度もコース外を走ってるよ」と報告し、ペナルティの対象となるか確認を求めた。一方、ハミルトンはローソンを抜いて6番手へ浮上した。

ハミルトンがファステストラップを更新。アントネッリもソフトからミディアムへ交換し、ハミルトンの後ろでコースに復帰した。続いてルクレールもソフトからミディアムへ交換した。

ハミルトンは「前のラップで2秒失ってる」と伝え、前を走るルクレールとの順位交代を要望。その後も「もっと速く走りたい」と訴えたが、チームはマネジメントを指示した。

■コラピントが停止 フェルスタッペンは2.2秒のピット作業

コラピントがターン7で停止し、イエローフラッグが提示された。その後、コラピントは走行を再開し、マシンをコース外へ移動させた。

フェルスタッペンはピットインし、2.2秒の作業でミディアムタイヤへ交換。中団では11番手を走っていたハジャーがミスを犯し、ガスリーがその隙を突いてオーバーテイクした。

まだピットへ入っていなかったラッセルとアロンソは、タイヤを交換せずに走行を続けていた。

ピアストリはピットストップで右フロントタイヤの装着に手間取り、作業に4.4秒を要した。ミディアムタイヤでコースに戻るとファステストラップを記録したが、その後、タイヤの空気圧の問題で再びピットインした。

37周目にはアロンソがピットインし、ソフトからミディアムへ交換した。

■ストロールがターン15で停止 再びVSC導入

アントネッリにはトラックリミット違反の警告が出された。

ストロールはタイヤをロックさせてコースアウトし、VSCが導入された。ギアの問題で停止するよう指示を受け、マシンを後退させた後、ターン15で停止してリタイアした。

このVSC中にルクレールとアントネッリがピットイン。ラッセルもピットへ入ったが、タイヤ交換はVSCが解除され、レースが再開された後となった。

■フェラーリ、タイヤ戦略に明暗、ルクレール2番手へ

フェラーリ勢はスムーズに順位を入れ替え、ハミルトンが2番手をルクレールに譲った。
ミディアムタイヤで17周走行したノリスが、ソフトタイヤで31周走行したハミルトンに迫り、ハミルトン、ノリス、アントネッリによる表彰台争いが激しくなった。

ハミルトンは「タイヤのグリップを失いました」と報告。ノリスがハミルトンを抜こうとした際、ハミルトンはコース外へ出た。ハミルトンがコース外でアドバンテージを得たとして、この件が記録されたが、その後も攻防が続きノリスがターン10でハミルトンをオーバーテイクした。

その間にアントネッリがノリスとハミルトンを抜き、3番手へ浮上した。

一方、トップを走るフェルスタッペンは最終コーナーでコースアウトし、タイムを落とした。

ノリスは「後ろを助ける方法はある?」と無線で相談し、後方のピアストリを手助けする方法を探った。ノリスには、アントネッリにトラックリミットによるペナルティが科される可能性があるため、アントネッリとのタイム差を5秒以内に縮めるよう指示が出された。

中団ではハジャーがガスリーを抜いて10番手に上がった。

終盤、ルクレールはファステストラップを記録。ピアストリはハミルトンに迫ったが、ハミルトンがブロック。接戦が続いた末、ピアストリがターン16でオーバーテイクを決め、5番手に浮上した。

アルボンは最終周に入る前にピットへ戻り、マシンを止めてリタイアした。

4位はノリス、5位はピアストリ、6位はハミルトン、7位はローソン、8位はヒュルケンベルグ、9位はラッセル、10位はハジャーとなり、ポイントを獲得した。


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