アウディF1ビノット代表、初年度の進歩は「結果以上」 2030年王座争いへ組織文化を改革

2026年10月16日(金)12:30 pm

記事要約


・初年度序盤の苦戦から夏以降は得点争いへ前進

・最大の成果は外から見えにくい組織文化の変化

・ヒンウィルとノイブルク、2拠点の連携と一体感を強調


■結果だけでは見えない初年度の進歩

アウディF1代表のマッティア・ビノットは、自動車メーカー直営のワークスチームとして迎えた初年度について、レース結果が示す以上にチーム内部では成果が上がっていると語った。

アウディF1はシーズン序盤に大きく苦戦したが、夏以降はより安定してポイント争いに加わるようになった。シンガポールGPでもニコ・ヒュルケンベルグが再びポイントを獲得した。

ビノット代表はテレビ局『Sky(スカイ)』に次のように語った。

「うれしい一方で、まだ完全には満足していません。私たちには、まだ長い道のりがあります。目標は2030年までにタイトルを争うことです。ただ、夢はそれをさらに早く実現することです」

■最大の成果は組織文化の変化

イタリア出身で、かつてフェラーリF1の代表を務めたビノット代表は、アウディF1の最も大きな進歩は、ファンから見えにくい部分で起きていると説明した。

「これまでの最大の成果は、ファンの皆さんから最も見えにくい部分にあると考えています。チーム全体がどのように成長しているか、私たちには見えています。仕事に取り組む姿勢、チーム文化、互いの関わり方など、すべてが進化しています。チームには前向きな活気があり、雰囲気も良いです」

■ザウバーから勝てるワークスチームへ

ビノット代表は、前身のザウバーから本格的なワークスチームへの転換が一夜で完了するものではないと強調した。

「小規模なプライベートチームから勝てるチームへ、一夜で変わることはありません。私たちは堅実なチームです。現在は中団での競争力を確かなものにするために取り組んでいます」

■2拠点でも目標は一つ

ビノット代表は、スイスのヒンウィルとドイツのノイブルクに活動拠点が分かれていることを、大きな不利とはみていない。

「拠点は2つに分かれていますが、私たちは一つのチームであり、同じ目標と課題を共有しています。全員が共に成長し、互いに助け合っていることをうれしく思います。それが、この変革で最も重要な要素だと考えています。」


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